藤沢宏光
日本の音楽プロデューサー、飲食店経営者
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来歴
20歳で上京し、楽器の運搬、コンサート制作、ミュージシャンのマネジメントなどに従事した[1][2]。下北沢を拠点に音楽関係の仕事をしていた時期に高橋幸宏と知り合い、YMO関係のマネージャーの一人となった[1]。
その後は音楽制作を中心に、THE BOOM、小野リサ、小椋佳らの作品やコンサートの制作に携わった[1][5]。
2004年、三崎港沿いの建物を購入して三浦市三崎へ移住した[6][7]。建物の地下を録音スタジオに改装し、移住後もしばらくは三崎と東京都内を往復しながら音楽制作を続けた[6][1][8]。このスタジオでは、かもめ児童合唱団の作品の多くも録音された[6]。
かもめ児童合唱団のプロデュース
2008年、三崎の産直施設「うらり」で公演していたかもめ児童合唱団と出会った。藤沢は、当時10人前後だった合唱団の歌に関心を持ち、CD制作を提案してプロデュースを始めた[1][5]。
2010年には、最初のオリジナルアルバム『焼いた魚の晩ごはん』を発表した。表題曲は黒沢秀樹と伊藤銀次が作曲し、藤沢が作詞した[1]。同作には北原白秋の童謡のほか、矢沢永吉、THE BOOM、スピッツ、ミルトン・ナシメントらの楽曲のカバーが収録された[9]。
藤沢によるプロデュース開始後、合唱団の作品制作には井上鑑、坂本慎太郎、曽我部恵一らが参加した[1][10]。2016年のアルバム『インターネットブルース』では表題曲を作詞した。同曲は、インターネットに接する社会の悲哀を題材としている[10]。
2021年のアルバム『海に向かって歌う歌』では、藤沢と交友があり、同合唱団のファンでもある漫画家の山本直樹がジャケットイラストを担当した[11][12]。2022年には、三崎の野良猫を通して命の尊さを歌う「猫に会いたい」を作詞した。作曲は菅原弘明、編曲は清水靖晃が担当し、売り上げの一部は神奈川県の動物愛護基金へ寄付された[13]。
店舗運営と地域での活動

2010年、三崎銀座通り商店街にカフェ「ミサキプレッソ」を開店した[2]。藤沢は、店主の高齢化などによって既存の店舗が減少するなか、地域に新しい仕事や人が集まる場所をつくる必要性を意識するようになったという[7]。同店は、かもめ児童合唱団の練習場所となっている[2][3]。
2012年、閉店した老舗時計店の建物を改修し、西村光司らとともにミサキドーナツ三崎本店を開業した[4][14]。開業にあたっては、地域内の既存店と競合しないことを方針とし、子どもから高齢者まで利用できる業態としてドーナツ店が選ばれた[15][4]。藤沢は同店のブランドイメージの形成に携わった[14]。
藤沢はミサキドーナツ三崎本店の2階で音楽ライブやトークイベントを開催している[16]。2025年には、同店で始まった音楽イベントシリーズ「Rooted in Rhythm」に協力した[17][18]。
人口減少や商店街の空洞化についても発言している。2015年には、観光客が訪れている間に新しい取り組みを始める必要があると述べ、行政に対して地域の課題や民間に求める役割を明確にするよう求めた[19]。2018年には、三浦市への移住や多拠点居住をテーマとする交流会に登壇した[8]。
2024年には、三浦海岸駅近くの複合施設「チェルSeaみうら」に設けられた、韓国文化をテーマとする「カフェプラザ dear KOREA」の開設に携わった[20]。同店ではミサキドーナツも販売されている[20][21]。