『与謝民師推官書』は、蘇軾が当時推官という官職にあった謝民師から送られてきた手紙や詩、散文を評した返書で、作文の心構えを示したものである[4][5]。その中で蘇軾は、次のように述べている。
大略如行雲流水 初無定質 但常行於所当行 常止於所不可不止 文理自然 姿態横生
(大略は行雲流水の如く 初めより定質無く 但(た)だ常に当(まさ)に行くべき所に行き 常に止まらざるべからざる所に止まる 文理自然にして 姿態横生す)
[5]
蘇軾は、文章というものには始めから決められた形はなく、自然の成り行きに任せて、心の思うままに筆を走らせていくことが作文の極意であると示した[1]。