聴覚補充現象
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概要
症状
検査
聴力検査の特殊な検査方法であるABLB検査、SISIテスト、自記オージオメトリーがある。
ABLB検査
ABLB検査は左右の聴力が異なるときに、左右の耳から聞こえる音が同じ大きさに聞こえるレベルを調べる。
比較的小さい音では健常耳が優勢であるが(同じ大きさに聞こえるためには、障害耳側により大きな音を聞かせなければならない)。しかし障害耳が聴覚補充現象陽性である場合は相対的に大きな音になるほど、健常耳と障害耳の同じレベルに聞こえる音量の差が小さくなる。さらに大きくするとその差が同じになり、もしくは逆転する事もある。
この場合、両耳が障害されているときには検査不能である。
SISIテスト
SISIテストは閾値上20dB(聞こえる最低限の大きさの音より20dB大きい音である)の連続音を聴かせ、5秒につき200m秒(1/5秒)間だけ音量を1dB増した音に切り替えることを20回から100回程度繰り返す。このとき音量の変化に気がついた割合が60%以上ならば、聴覚補充現象陽性とする[2][3][4][5]。健常耳では1dBの音の大きさの変化には気が付きにくいが、補充現象が出ている場合には、わずかな音量の変化にも気が付きやすくなる為である。特に補充現象が顕著であるメニエール病ではSISIスコアが90%以上を示すことが多い[4]。
原因
内耳の細胞障害で起こると推定されている。
補充現象を起こす病気
治療
治療法は分かっていない。原因疾患が治癒し聴力が回復すれば補充現象は消滅することもあるが、原因疾患には難治であるものが多い。
対処
補充現象を伴う耳では聞き取りの精度・音声の明瞭度は低下しているので会話には支障が生じる。補充現象陽性では、より大きな音声を出せば聞き取りやすくなるものではなく、聞こえる最低限の大きさの音より20dB程度大きな音声がもっとも聞き取りやすくなる。
