西尾秀俊
From Wikipedia, the free encyclopedia
西尾 秀俊(にしお ひでとし、1967年 - )は、日本の実業家。株式会社西尾 代表取締役社長、株式会社C&Cカンパニー代表取締役。千葉県千葉市出身。
自ら「デンタルイノベーター(歯科革命家)」を名乗り、独自のピラミッド形状を持つ歯ブラシ「奇跡の歯ブラシ」の開発者として知られる[1]。証券会社勤務を経て歯科業界へ転身した異色の経歴を持ち、歯科医院の開業プロデュース・経営コンサルティングからオーラルケア商品の開発・販売、ホワイトニングシステムの全国展開まで、歯科業界の多領域にわたり事業を展開している[2]。
証券会社時代
日本大学法学部を卒業後、1989年に証券会社に入社[1]。営業マンとして配属され、当初は成果が出ない日々が続いたが、「自分の成績を上げること」ではなく「どうしたらこの人を幸せにできるか」を考えるようになったことで転機が訪れ、入社4年目にはトップセールスマンとなった[3][4]。
歯科業界への転身
証券会社勤務中、歯の被せ物が取れて歯科医院を受診した際、歯科医師と患者の認識のギャップを痛感。1995年、28歳で歯科業界に巨大な市場と社会課題があることに着目し転身した[1][2]。
歯科医院の開業プロデュースと経営コンサルタントとして活動を開始し、累計300医院以上の開業・再生を手がけた[5]。また、世界初とされる「ポリリン3Dホワイトニングシステム」(後の「ハイブリッドポリリンホワイトニングシステム」)の全国展開を推進し、約5〜6年で全国1,800軒以上の日本最大のホワイトニング加盟ネットワークを構築した[6]。
「奇跡の歯ブラシ」の開発
開発の経緯
歯科業界で活動する中で、日本では「歯は治療するもの」という意識が根強く、予防歯科が十分に浸透していない現状に課題を感じていた。歯科衛生士から「日本人で正しく歯を磨けている人は1,000人に3人程度」と聞いたことが衝撃となり、「歯磨きの才能がない人でも正しく磨ける歯ブラシ」の開発を志した[4]。
あるとき、パソコンのキーボードを歯ブラシで掃除していた際、キーの間の汚れが落ちにくいことに着目。毛先をピラミッド形状にカットしたところ清掃効率が大幅に上がることを発見し、これを歯ブラシに応用することを着想した[7]。しかし、歯ブラシメーカーに持ち込んでも製造の難しさから断られ続け、商品化までに3年を要した[4]。
製品の特徴
「奇跡の歯ブラシ」は、ブラシ中央が最も高くなる独自のピラミッド形状を採用している。長さの異なる毛を2段に分けて植毛し、3mmの高低差を持たせたダブル植毛構造と、毛先に向けて円錐状に細くなるテーパー加工を施すことで、歯と歯の間や歯と歯茎の境目などの汚れが溜まりやすい箇所に入り込みやすい設計となっている[2]。特許を取得済みである[4]。
販売とヒット
2009年に発売したものの、西尾自身が歯科の専門家でないこともあり当初は全く売れず、最初の1本が売れるまで6年を要した[4]。転機となったのはテレビショッピングへの出演で、自ら出演した番組で1時間に1億2,000万円を超える売上を記録した[6]。
その後、利用継続率94%という高い顧客維持率を背景にシリーズ累計販売数は2,000万本を突破[4]。全国約2,000〜3,000軒の歯科医院で取り扱われているが、歯科医院への営業は一度も行っておらず、使用した患者の口腔状態を見た歯科医師側からの問い合わせにより導入が広がったとされる[2]。
その他の事業
メディア出演
経営理念
著書
役職
- 株式会社西尾 代表取締役社長
- 株式会社C&Cカンパニー 代表取締役社長
- 株式会社あるほっぷ 代表取締役社長
- Smile TRU Japan株式会社 取締役
- 西尾塾 主幹