視話法
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視話法(しわほう、英語: Visible Speech)は、19世紀にイギリスのアレクサンダー・メルヴィル・ベルによって考案された、聴覚障害者のための会話教育に使用される音声記号の一種。視話法の文字は国際音声記号と異なって既存の文字にもとづいて作られたものではなく、各文字が調音器官を象徴する点を特徴とし、それにもとづいて発音器官を動かす練習をする。現在では使われていない。
| 視話法 | |
|---|---|
| 類型: | アルファベット |
| 発明者: | アレクサンダー・メルヴィル・ベル |
| 時期: | 1867年 |
| ISO 15924 コード: | Visp |
| 注意: このページはUnicodeで書かれた国際音声記号(IPA)を含む場合があります。 | |

概要
アレクサンダー・メルヴィル・ベルは雄弁学者として聴覚障害者の発音教育を研究し、視話法を発明して1867年の著書『Visible Speech』でその方法を公刊した[1]。はじめベルは息子たちにこの文字を教えたが、1870年に次男のアレクサンダー・グラハム・ベル以外を失うと、カナダのブラントフォード近くに引っ越し、後にボストンに移った[2]。視話法の文字は単に聴覚障害者教育のための文字にとどまらず、文字が調音器官の動きを表すために、世界の言語の音を表現できる[3]。
音声学者ヘンリー・スウィートは視話法の文字を多少改良し、ローミック(ラテン文字にもとづく記号)と区別してオーガニック(音声器官による記号)と呼んで自著『A Primer of Phonetics』(1890)やいくつかの論文で用いた[4]。