誰も知らない (みんなのうた)
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1960年1月にNHKが初めて制作した短編アニメーション番組「新しい動画 3つのはなし」の責任者であった後藤田純生が、その同1961年秋に帯番組として企画したのが「みんなのうた」であった[注 1]。もともと音楽番組を試行していた後藤田が「3つのはなし」の経験を生かして、楽曲にアニメーション映像をつけることを思い立ち、用意した6つの楽曲と映像のうちの一つが『誰も知らない』である[注 1]。
『誰も知らない』の映像の製作にあたっては、楽曲に合わせて放映するアニメーションの制作を、「新しい動画 3つのはなし」において構成とイラストを担当した内の二人である和田誠と中原収一に依頼し制作された[注 1]。
本作品『誰も知らない』は「みんなのうた」で放送された最初のオリジナル楽曲であり、同番組初のアニメーション作品である[注 2]。
和田誠曰く,1961年版は後藤田によって急かされて作った「かなり雑なもの」である。中原版は不明。
その後1965年12月 - 1966年1月に音声と映像を新たに作成したリメイク版を放送、後年の再放送ではこのリメイク版が主に再放送されている。なお『みんなのうた』DVD-BOXでは、2004年に「NHKソフトウエア」から発売されたバージョンには初回版が収録されていたが、2011年に「NHKエンタープライズ」から発売されたバージョンにはリメイク版に変更された。
作品データ
再放送
- 2003年6月 - 7月 - 地上波版『なつかしのみんなのうた』として放送。これのみ初回版だが、中原版は1番だけ放送。
- 2006年6月 - 7月 - ここから全てリメイク版。
- 2006年8月6日 - BS2版『なつかしのみんなのうた』で放送。
- 2006年10月8日 - 同上。
- 2007年1月1日 - 同上。
- 2018年4月 - 5月 - ラジオのみ。
- 2021年6月 - テレビでは『あわて床屋』(1961年放送初回)・『トレロカモミロ』と合わせてメドレー(本曲のみフルコーラス)で放送し、視聴者からの思い出のナレーションが添えられた。ラジオでは『トレロカモミロ』と共に放送(双方ともフルコーラス)。なおテレビ版映像はサイドパネルを添え、歌詞テロップはニュープリントとなった。
以後の「みんなのうた」楽曲作品への影響
参考文献
- 【放送研究リポート】「初期『みんなのうた』における"アニメーション"の位置づけ」(放送研究と調査 2021年12月号)
- 時代に響く歌 NHK「みんなのうた」60年:東京新聞 TOKYO Web
- NHKクロニクル » 過去の番組表 » 番組詳細(アナログ総合 1961年04月03日(月) 午後06:00 〜 午後06:50
- 「こどもの時間」番組内において「みんなのうた」が放送された(18:30-18:35)
- 佐藤慶治「NHK音楽番組「みんなのうた」最初期についての考察 : 童謡・唱歌・民謡を中心に」『総合文化学論輯』第6巻、総合文化学研究所、2017年5月、39-54頁、CRID 1390853649698803200、doi:10.15017/1955363、hdl:2324/1955363、ISSN 2189-0986。
- 佐藤慶治「NHK教育音楽番組「みんなのうた」 の楽曲に関する研究 : 海外民謡を原曲とする楽曲と児童合唱団の隆盛」『総合文化学論輯』第13巻、総合文化学研究所、2020年11月、47-64頁、CRID 1390853650604135552、doi:10.15017/4485862、hdl:2324/4485862、ISSN 2189-0986。
- 賛否両論あるから「みんなのうた」 放送60年、変わることと変わらないこと | ORICON NEWS
- NHK「みんなのうた」初期放送曲目・音源調査
- ご存知ですか? 4月3日は「みんなのうた」放送開始の日です | 文春オンライン(近藤正高、2017/04/03)