谷川じゅんじ

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谷川じゅんじ(1965年 - )は、日本の空間デザイナー、クリエイティブディレクター。ジェイ・ティー・キュー株式会社(JTQ)代表。

1965年千葉県生まれ。2002年に空間クリエイティブカンパニー「JTQ株式会社」を設立[1]。「空間をメディアにしたメッセージの伝達」をテーマに掲げ、企業や行政と協働し、体験価値創出型のプロジェクトを多数実施している。

独自の空間開発メソッド「スペースコンポーズ」を活用し、環境と状況を統合した体験設計による「場の記憶」の創出を目指している。各地のスマートシティ構想や地域活性化事業においても、コンセプト設計や空間演出、都市ブランディングに関与している。

デザインと活動概要

谷川の活動について、空間を単なる建築的・物理的構造物としてではなく、人の行為や体験、時間的な流れ、社会的文脈を含む環境として捉える点が特徴であると、インタビュー記事やプロジェクト紹介などで述べられている。展示、イベント、商業施設、文化施設、都市空間など、多様な領域において、構想段階から関与し、空間設計とコミュニケーション設計を一体的に扱う手法が紹介されている[2]

プロジェクトにおいては、完成形の意匠に先立ち、目的や背景、関係者の構造を整理するプロセスを重視し、その上で空間演出、動線設計、視覚表現、プログラム構成などを組み立てる手法が用いられてきたとされる。こうした方法は、商業的なプロモーションに限らず、文化事業や公共プロジェクトにも応用された事例が報告されている。

谷川は、こうした実践について「スペースコンポーズ」という言葉で説明することがあり、この概念は、講演、インタビュー、プロジェクト資料などを通じて紹介されている。空間デザインとコミュニケーションデザインを横断する考え方として言及される場合もある。

所属・役職

  • デジタルハリウッド大学大学院 特任教授[3]
  • めぶくグラウンド株式会社 取締役・Chief Creative Officer[4]
  • 一般社団法人Media Ambition Tokyo 代表理事
  • 一般社団法人AiCTコンソーシアム 顧問
  • 一般社団法人dialogue 副代表理事
  • 福島県会津若松市 スーパーシティ構想 アドバイザー
  • 群馬県前橋市 スマートシティアーキテクト・中心地区クリエイティブシティ推進協議会アドバイザー
  • 福井県敦賀市・永平寺 地域創生アドバイザー

主なプロジェクト

出典: [5]

2004年

  • NIKE「WHITE DUNK」(東京・青山) - 巨大なNIKEの靴箱を模した外観と、白を基調としたミニマルな内装のアート展。

2006–2010年

  • 表参道ヒルズ 空間演出(東京) - 映像・音響・照明を統合した有機的情報発信空間。

2007年

  • TOKYO DESIGN PREMIO(ミラノ) - 東京をモチーフに、創造的な日本のものづくりを展示。
  • JAPAN BRAND EXHIBITION(東京) - 中小企業の価値と技術を空間展示として表現。

2008年

  • Kansei – Japan Design Exhibition(パリ・ルーブル装飾美術館) - 「感性」をテーマとした空間インスタレーション。

2010年

  • 薬師寺ひかり絵巻(奈良・薬師寺) - プラネタリウム技術と立体音響を用いたインスタレーション。

2011年

  • YOHJI YAMAMOTO展「Dialogue 対話」(西武渋谷) - 山本耀司の哲学と美学を空間で表現。
  • OPENharvest - 食とアートを通じた地域交流プロジェクト。JTQは空間構成を担当。

2012年

  • LEXUS Spindle Night「SPECIAL PIT PARTY」(東京・青海) - レクサスLFAのブランド体験イベント。

2013年

  • UT POP-UP!TYO(渋谷駅跡地) - 約13,000枚のTシャツを展示したポップアップストア。
  • MARC JACOBS ICONIC SHOWPIECES EXHIBITION(東京・青山) - ブランドの世界観を体験できる展覧会。

2015年

  • LEXUS RX AMAZING NIGHT(渋谷) - CM世界観を空間化したブランドイベント。

2016年

  • 玉川堂200年展「打つ。時を打つ。」(表参道GYRE) - 伝統工芸を現代的に再構成した展覧会。

2017年

  • 銀座 蔦屋書店「Sensible Garden 感覚の庭」(GINZA SIX) - アーティストと共創する初期イベント演出。

2018年

  • LEXUS MEETS…HIBIYA(日比谷) - 体験型のブランド発信施設を設計。

2019年

  • Bocuse d’Or Team Japan デザインプロデュース(リヨン) - 日本代表チームのカトラリーデザインを手がける。
  • GYRE GALLERY(表参道) - 商業施設内のギャラリー機能をアート発信拠点として再構築。

2020年

  • 文化庁「日本の音と声と舞」(東京国立博物館) - 東京オリンピックに向けた文化プログラムで空間演出を担当。

2021年

  • ないじぇる芸術共創ラボ展「時の束を披く」(立川) - 古典籍の魅力を体験化した展覧会。

2022年

  • meme nippon project「薬師寺ひかり響夜」(奈良) - 歌舞伎と灯りの祈りの空間を創出。

2023年

  • まえばしガレリア(前橋) - 再開発プロジェクトのコンセプト設計とネーミングを担当。

関連項目

出典

外部リンク

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