『勿聴子俗解八十一難経』は医書。中国・後漢代成立の医書で鍼と臨床について述べた『難経』に、明代、熊宗立(ゆうそうりつ)が注釈を加えて成立したものが『勿聴子俗解八十一難経』。これに、朝倉孝景の命をうけた谷野一栢が校訂を加え、天文5年(1536年)9月に一乗谷城下の高尾で出版した。越前で出版された最古の本であり、木版刷3冊から成る。この版木の一部(全冊の約7分の1である6枚19丁分)は、西福寺(福井県敦賀市)に保存される。昭和40年(1965年)5月、福井県指定有形文化財に指定。内容は、鍼と臨床について述べ、特に金創医学において刀傷の治療に役立った[1][2][4][5]。