豊中市立図書館
大阪府豊中市にある公立図書館
From Wikipedia, the free encyclopedia
施設一覧
単館として建っているのは岡町図書館と野畑図書館だけであり、ほとんどの図書館は公民館・こども園・介護予防センター・スポーツルームとの複合施設で、螢池図書館は駅前再開発ビルの中に存在している。しかしいずれも図書室や分館ではなく独立した図書館であり、同規模の自治体で8つの図書館を運営しているのは比較的多い。
図書館
- 岡町図書館 - 1945年3月(昭和20年)開館。現在の建物は1969年完成、1992年5月改修。市内で最も古い。市内8館の実質的な中心館である(中央図書館整備問題は後述)。
- 庄内図書館 - 1975年7月12日、2番目に開館。1993年2月改装。庄内幸町図書館と合併し、2023年2月20日「庄内コラボセンター・ショコラ」の2階に移転。
- 千里図書館 - 1978年4月22日、3番目に開館。2008年2月リニューアル。公民館・老人福祉センターとの複合施設。市内で貸出者数が最も多い。
- 野畑図書館 - 1988年6月22日、4番目に開館。コンピュータシステムを初導入。豊中市の書庫機能をもつ。
- 東豊中図書館 - 1993年11月26日、5番目に開館(庄内幸町図書館と同時開館)。ゆたかこども園との複合施設。3階フロアが図書館。
- 服部図書館 - 1999年1月23日、7番目に開館。岡町図書館の分館であった。服部介護予防センターとの複合施設。
- 高川図書館 - 2000年6月10日、8番目に開館。高川スポーツルーム・老人憩の家・高川介護予防センターとの複合施設。
- 螢池図書館 - 2003年5月6日、9番目に開館。阪急蛍池駅駅前再開発ビル「ルシオーレ」の5階。
- 豊中市立岡町図書館
- 豊中市立服部図書館
図書室
- 利倉西センタ−図書室 2017年7月23日開室 毎週水曜・日曜日のみ14時〜17時開室 (祝日・年末年始は除く)[1]
図書サービスポイント
- いぶき図書サービスポイント - 「青少年交流文化館いぶき」内(3階)。
- 豊中駅図書サービスポイント - 阪急豊中駅駅舎内。
動く図書館
- 動く図書館 とよ1ぶっくる - 市内17箇所(「ステーション」と呼称)を原則毎月1回巡回する。
- 動く図書館車「とよ1号」(岡町図書館前にて)
かつて存在した図書館・図書室
歴史
太平洋戦争中の1945年(昭和20年)3月22日、890冊の蔵書と20冊の雑誌で豊中市役所内に豊中市立図書館が開館した[5][6]。
戦後の1947年(昭和22年)11月1日には桜塚元町3丁目6番地(現在の豊中市立地域共生センターの場所:中桜塚2丁目28-8)に移転して独立館となり、1948年(昭和23年)4月1日には専任職員を置いた[7]。当時、全国に約300あった図書館の中で最小ともいわれたが、最新の運営方法である開架式を当初から採用したことで注目を浴びた[7]。1948年4月19日にはGHQ民間情報教育局によって豊中CIE図書館(同年9月から豊中CT図書館)が併設されて開館[7]。1949年(昭和24年)4月には館外貸出を開始している[8]。1950年(昭和25年)には図書館条例と図書館規則を制定して図書館協議会を発足させた[8]。
1951年(昭和26年)10月には移動図書館事業を開始し、1952年(昭和27年)9月には豊中CT図書館を閉鎖して大阪アメリカ文化センター豊中分館を設置した[9]。1955年(昭和30年)9月には大阪府視聴覚ライブラリー豊能分室を設置し、1958年(昭和33年)9月には大阪アメリカ文化センター豊中分館が廃止された[9]。
1958年に岡町北5丁目12番地の大阪府豊中保健所が移転すると、豊中市は保健所の建物を購入して改修し、豊中市立図書館は1959年(昭和34年)1月に移転開館した[9]。本館は木造瓦葺き2階建であり、他施設も加えて計339.35坪だった[9]。1969年(昭和44年)[10]、隣接していた市立中央公民館(旧・豊中郵便局庁舎)とともに一体的に建て替えられて現在の建物となっている[11]。
中央図書館整備問題
2025年現在、8つの図書館を運営しているが、中央館はない。中心となる岡町図書館の建物は1969年完成で老朽化も課題だった。2021年に中央図書館の基本構想を策定。阪急宝塚線の豊中、岡町、曽根の3駅の徒歩圏で、28〜29年度に5000平方メートル程度(蔵書数55万冊想定)の規模で開設する方針を示した[12]。
22年度に13カ所の市有地を調査し、曽根駅から徒歩5分ほどの豊島(てしま)公園のみが候補地となった。さらに民有地を公募し、曽根駅前と岡町周辺に土地を持つ2事業者から応募があった。計3カ所を比較し、23年11月に第一優先候補地として、利便性が高く、文化施設との相乗効果も期待できるため、曽根駅前の民有地を選んだ[12]。
事業者の当初の提案は4階建ての商業施設などの建物。2、3階を図書館として市が区分所有する内容だった。事業者は24年8月、マンションを増設し10階建ての建物に計画を変更。市はにぎわいにつながると判断し、25年3月の市議会で整備にかかる66億円余りの債務負担行為を提案。慎重意見もあったが、可決された。しかし25年7月、事業者は工事費の高騰を理由に計画変更を申し出た。マンションを中止し、3階建ての商業施設と地下1階地上2階建ての図書館という内容だった。市はその後も協議を続けたが、11月に事業者に打ち切りを伝えた。12月市議会で債務負担行為を取り下げる議案が可決された。今後、豊島公園内での整備を検討する[12]。
歴代(岡町図書館)館長(昭和63年4月まで)
※出典:[13]
- 1945年(昭和20年)3月~1947年(昭和22年)4月 初代豊中市立図書館 中尾儀夫
- 1947年(昭和22年)5月~9月 弓庭正応
- 1947年(昭和22年)10月~1963年(昭和38年)2月 葛野(かどの)勉
- 1963年(昭和38年)3月~1974年(昭和49年)3月 白瀬長茂
- 1974年(昭和49年)4月~1978年(昭和53年)3月 高津寅一(1975年11月庄内図書館開館、市立図書館は岡町図書館と改称)
- 1978年(昭和53年)4月~1980年(昭和55年)10月 甲賀忠昭
- 1980年(昭和55年)11月~1981年(昭和56年)3月 三星恵宥
- 1981年(昭和56年)4月 湯元英世
- 1981年(昭和56年)5月~1988年(昭和63年)4月 佐々木修二
- 1947年から1958年までの建物
- 1959年から1968年までの建物
利用案内
豊中市在住者、豊中市に通勤・通学している人を対象に、1人、図書・雑誌・紙芝居・カセットテープ・レコード広報ビデオ・広報DVDは10点、CDは4点、映画ビデオ・DVDは1点まで、合わせて10点の貸し出しを行っている。貸出期間は、2週間である。[14] インターネットサービスとして、サイトからでもパスワード登録さえすれば、予約、予約状況の確認、貸出状況の確認、貸出延長、メールアドレスの登録が出来るようになっている[15]。
赤ちゃんの駅として、オムツ替え・授乳する場所も各館に用意されている[16]。
岡町図書館には世界50カ国、英語・中国語・韓国語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・ロシア語・イタリア語・ポルトガル語の子供向けの本・およそ7000冊をそろえている「世界のこどもの本の部屋」がある。
2009年3月にホームページをリニューアルした。
特色
団体へのサービス[17]
広域利用
2017年7月1日からは、下記自治体(北摂地区7市3町)の公立図書館・図書室との広域利用制度を実施している(動く図書館は不可)。貸出冊数は5冊。貸出期間は2週間。[18][19]
また、2017年7月1日より 大阪市在住の人は、庄内図書館のみ貸出利用が可能である。[20]
広域利用の遷移 〜2017年6月30日まで
豊中市の住民は、吹田市立千里図書館、千里山・佐井寺図書館、江坂図書館で貸し出しを受けることが出来る。
吹田市の住民は、千里図書館、高川図書館、東豊中図書館、服部図書館で貸出しを受けることが出来る。
それ以前
千里図書館と蛍池図書館では箕面市の住民も貸し出しを受けることが出来、豊中市民も箕面市立西南図書館、萱野南図書館で貸し出しを受けることが出来る。
千里図書館、高川図書館、東豊中図書館では吹田市の住民も貸し出しを受けることが出来、豊中市民も吹田市立千里図書館、千里山・佐井寺図書館、江坂図書館で貸し出しを受けることが出来る。