貧した人間というものを表す言葉である。人間というのは貧しくなれば、生活が苦しくなることから精神や頭の働きまでが愚鈍となるということである。どのような人であろうとも、貧乏になればさもしい心を持つようになってしまうということである[1]。貧乏になった人間というのは、知恵や精神の働きまでもが鈍っているということから、平気でさもしいことまでも行なうようになるということである[2]。
この言葉は『論語』の衛霊公からとされる。そこでは孔子による言葉で、小人というのは窮乏したならば乱れるとされているというのがある。徳の無い品性の無い卑しい人というのは、困窮すれば自暴自棄となり悪事を行うようになるとのこと。由来とされる言葉では、貧するではなく窮するという表現が用いられている。窮するとは行き詰って身動きが取れなくなるということであるが、貧乏という意味でも用いられている[3]。