質実国家
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田中秀征は、昭和元年12月28日、昭和天皇の践祚後朝見式ノ勅語にある一節「それ浮華を斥け質実を尚び・・・」から、これは昭和をこういう時代にしたいという昭和天皇の夢であり、浮華を退けては虚飾を排してという意味と捉え、「背伸びせず内容本位で自然体」と説明していた[6]。新党さきがけ結党にあたっての政治理念として「自立と責任を時代精神に据え、社会的公正が貫かれた質の高い実ある国家」を挙げた[7]。
「経済成長に逆行するのではないかとの危惧」に対して田中秀征は1997年にこの言葉は「長持ちし、質が高い」イメージを表し、「大量生産、大量消費、大量廃棄とは相反する概念」だと説明した[7]。また、急激な緊縮財政政策は危険だという指摘に対して、経済全体を縮小させたいのではなく量から質に重点を変えたいのだと説明した[8]。この他、「質実国家」論は石橋湛山の節度と抑制を重んじる思想にも通じている、と述べた[9]。
首相としての所信表明でこの言葉を使った[注 1]細川護煕は2011年に「質実国家」の精神として「無用のぜいたくと浪費を憎む精神」を挙げた[10]。