農村文化伝承館 山本家
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もとの建物である『山本家』は、江戸時代末期に建てられたとみられる豪家で、樹木に包まれた3,080m2の敷地に建設内に建てられた木造かやぶき階建て(600m2、間口27m、奥行16m)の母屋と、1883年(明治16年)に建てられた立派な白壁の山門で構成されている。母屋には広い土間や板張りの居間の他、畳敷きの部屋が16室あり、最も広い部屋は21畳である。また、屋敷の裏の山林では山菜が採れたという[1][2]。母屋の屋根は当初茅葺であったが、1955年にトタン葺となった[3]。
1987年(昭和62年)に元の住民が解体予定だった同家を宇奈月町(当時)に寄付し、宇奈月町は土地を買い取った上で、母屋の屋根や壁の補修、障子や畳の交換などの改修を進め、1988年(昭和63年)6月1日に宿泊施設としてオープンした[1][2]。
母屋は茶の間を中心とした広間型の間取で、普通の民家に無い部屋として、『カミユイバ』(髪結場)、サヤノマ(畳の敷いてある縁側)がある。茶の間、台所の天井の太い横はりには、手斧はりがかけられている。台所に、ヒアマ(火天)があり、囲炉裏の周囲は約10cmのあげ床の板張りになっている。茶の間とかもいの近くに「まゆ玉」の枝を指す専用の小さな穴があった[4]。
同家では、かまどでご飯を炊いたり、囲炉裏を使った自炊体験が可能で、見学、日帰り、宿泊などに利用されている。また、屋敷内には、昔の生活用品(農機具、古文書)や遊びの用具も展示されている[1][5]。
施設の管理及び利用者への体験指導は、元の所有者である山本家が委託で行っている[6]。