聖ペトロ十字

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聖ペトロ十字(せいペトロじゅうじ、: Cross of Saint Peter)または聖ペトロの十字とは、ラテン十字を上下逆にした形状の十字架である。一般には逆十字として知られる。

聖ペトロ十字

キリスト教の伝承に由来し、使徒ペトロローマで逆さの十字架による磔刑に処されたことを象徴するものとされる。カトリック教会では聖ペトロを象徴する記号として用いられている。

起源

カトリック教会では、『ペトロ行伝』などの記述に基づき、聖ペトロ(ペテロ)はネロ帝時代の迫害下でローマにおいて十字架による磔刑に処されたとされる。その際、自らはイエスと同じ姿勢で処刑されるに値しないとして、逆さの十字架を望んだと伝えられている。

アレクサンドリア学派神学者オリゲネスは、ペトロが頭を下にした状態で磔刑に処されたことについて言及している。

象徴

フィンランドケミにあるVeitsiluotoルーテル教会北緯65度40分56.8秒 東経24度39分44.0秒
  • 聖ペトロ十字は、交差する2本の鍵(天国の鍵)と共に用いられることが多い。
  • カトリック教会では、謙虚さや、キリストに対する自身の不完全さを示す象徴として解釈されることがある。

悪魔崇拝とのかかわり

聖ペトロ十字は、現代では悪魔崇拝や反キリスト的象徴と関連づけられることがある[1]

アレイスター・クロウリーは、聖ペトロ十字を神への反逆や恩寵からの離脱を象徴するものとして解釈したとされる。その後、こうした象徴的意味はヘヴィメタル、特にデスメタルブラックメタルなどの音楽シーンや、映画などの創作物の中でも用いられるようになった。

第264代ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世イスラエル訪問時には、彼の背後に聖ペトロ十字が写った写真が話題となった。しかし、カトリック教会においては、聖ペトロ十字は伝統的に聖ペトロの殉教を象徴する図像として用いられている[1]

脚注

関連項目

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