連隊所有者

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連隊所有者またはインハーバー (ドイツ語: Inhaber) は、ハプスブルク帝国において一部の貴族に与えられた軍隊内の職権、称号。原義は主人、所有者である。元をたどると、ハプスブルク軍は長らく封建制をもとに裕福な貴族たちの兵によって構成されていた。そうした部隊を供出し指揮する貴族(インハーバー)は、その報酬として徴発や略奪の権利を得ていた。またその貴族は、自身の部隊と恥辱や名誉を共有した。

連隊所有者の権力は大きかった。まず彼らは部下の選択権、少なくとも王など外部からの任命の拒否権を有していた。また封建領主のように、自身の「所有」する連隊に対して法的な大きい権威を有していた。元々の連隊所有者はその連隊を組織し維持する貴族を指していたが、近世後期に国王(皇帝)のもとでの軍隊の再編が進むにつれて、功績をあげた軍人に対する褒賞としての名誉職・称号になっていった。各連隊は連隊番号、兵種、連隊所有者名によって名前が付いており、連隊所有者が交代した際には連隊名も変わった[1]

実例

脚注

参考文献

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