過カルボン酸は一般に、酸素原子を1個放出する形式の強い酸化力を示す。以下に過カルボン酸を用いる酸化反応の代表例を挙げる。
炭素-炭素二重結合に酸素を付加させ、エポキシドに変える。

この機構において過カルボン酸はまず、オレフィンのπ電子に対する求電子剤としてふるまう。そのため、電子豊富な二重結合に対する反応性が高い。
ケトンの C-C 結合に酸素を挿入し、エステルへと変える酸化反応。

アミンの窒素に酸素原子を付加させ、アミンオキシドに変える。

複素環式化合物でも同様の反応が起こり、例えばピリジンはピリジン N-オキシドへと酸化される。
