道歌

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道歌(どうか)は、道徳的な、または教訓的な短歌をいう。様々な体験から出た世智であり、訓戒である。昔から日本人に親しまれている。

道を教える道歌とは、随分古い時代からあった。最初から道歌として作ったものと、普通の短歌を道歌として借用する場合がある。借用する場合文句が変化することもある。短歌は日本人の口調に適し、暗誦しやすいので親しまれた。道歌そのものは以前から作られていたが、室町時代につくられた運歩色葉集という辞典に道歌という字があったという。[1]江戸時代の心学者が盛んに道歌を作った。その後道歌が盛んになった。

道歌の例

例としては、以下の句が挙げられる。

  • 「目鼻口手足は人の並なれど、心一つで廃る身体ぞ」
  • 「目で見せて耳で聞かせてして見せて、やらせて褒めにゃ事ならぬなり」

山本五十六の有名な言葉「して見せて、言って聞かせて…」よりも古くから同じ意味の道歌が詠まれていた。

  • 「濃茶には湯加減あつく服は尚ほ泡なきやうにかたまりもなく」(利休道歌)
  • 「我が恩を仇にて返す人あらば 又その上に慈悲を施せ」(伝真阿上人)[2]
    • 馬太伝第5章の著名な句「汝の右の頬をうたば左をも向けよ」と同じ意味である。

今昔秀歌百撰で道歌を、井上雅夫が撰出している。ただし出典が未記載。

  • 慈悲まこと正直も皆我身より現はれ出る光ぞと知る(石田梅岩

道歌集

文献

脚注

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