酆都大帝

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酆都大帝(清代の絵画)

酆都大帝(ほうとたいてい)は、道教における冥界の最高神格の一尊。北帝酆都北陰大帝などの別称を持つ。紫微大帝の冥界における化身と解釈され、地獄行政を司る。

南朝梁の道士陶弘景が著した『真霊位業図[1]において初めて体系化された神格。北方の羅酆山を本拠とし、六天鬼神を統率するとされる。唐代以降、北極星信仰と結びつき、紫微大帝との習合が進んだ[2]

神格の変遷

  • **六天宮支配**:『真誥』に記される羅酆山の六天宮(紂絶陰天宮ほか)を基盤とした冥界統治
  • **紫微大帝との関係**:天界の紫微大帝に対し、冥界の実務執行者として位置付けられるようになる
  • **民間信仰**:四川省豊都県で発展した鬼城信仰と結びつき、中元節における祭祀の対象となる

他神格との関係

神名関係性典拠
泰山府君道教神学上は上位神。酆都大帝が地獄行政を執行する間、東岳大帝たる泰山府君が生死の審判権を保持[3]
閻魔仏教系の地獄神。酆都大帝の下部組織として十殿閻羅が配置され、具体的な審判を担当[2]
地蔵菩薩仏教側の救済者。神仏習合期に同一視される例もあったが、道教側では太乙救苦天尊が対応する[4]

日本関連事項

脚注

関連項目

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