野狗子 From Wikipedia, the free encyclopedia 野狗子(やくし)とは『聊斎志異』の第1巻に収録された「野狗」に登場する妖怪であり、獣頭人身で死人の脳を吸うという[1]。 于七の乱[2]の後、死はありふれた物となった。主人公の李化竜は山奥に逃れたが官兵と遭遇してしまう。官兵に処刑されるのをおそれ、無数の死体に紛れて死んだふりをした[3]。やがて、獣の頭部と人間の胴体を持つ怪物が死体の上にやってきて、頭をかじり、脳味噌を吸った。李化竜は石を持って化け物の口を割り、化け物は逃げ、路上に大量の血を流した。その血のなかから見つかったのは、長さ四寸ばかりの怪物の歯で、中間はわずかに曲がっており、一方の歯は鋭くとがっていた。持ち帰って人に見せたが、誰も何も知らなかった。 関連項目 野狗子: Slitterhead(英語版)- 2024年発売のホラーアクションアドベンチャーゲーム[4][5]。 創竜伝 - 野狗子が敵として登場する。頭は犬のものとされており、長い舌で脳を吸い取ると設定されている。 脚注 ↑ 『聊齋誌異』第一巻・野狗「有一物來,獸首人身,伏嚙人首,遍吸其腦。」 ↑ 清の順治年間に山東半島で起きた于七(中国語版)を指導者とした大規模農民反乱。発生から鎮圧まで15年の長きに及んだ。于七の本名は樂吾、字は孟熹。山東省棲霞県の人。 ↑ 官兵、つまり異民族の征服王朝である清に対する作者の心情については、蒲松齢#人物参照。 ↑ 重田雄一 (2021年12月10日). “「SIREN」の外山圭一郎が率いるスタジオの新作ホラー『野狗子: Slitterhead』が発表!人間の脳みそを食べる怪物が登場?”. IGN Japan. (株)産経デジタル. 2022年2月17日閲覧。 “「野狗子(やくし)」という名前の中国の妖怪がいるらしい” ↑ Daniel Robson (2021年12月17日). “鮮烈なデビューを飾った新作ホラー『野狗子: Slitterhead』はTPS視点のアクションアドベンチャーに!ディレクター外山圭一郎へメールインタビュー”. IGN Japan. (株)産経デジタル. 2022年2月19日閲覧。 “「野狗子」というのは、劇中で古典文学になぞらえて付けられる、彼ら怪物の総称です” 参考文献 中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:野狗 Related Articles