金宗吉
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金宗吉の作品は、古典的な品格を保っている。清いイメージと古典的な品格が彼の詩の特徴である。
彼の詩は、いつか無くなる有限なものの美しさが構成する世界と、この世の中で瞬間的に存在する自我という二つの軸に分かれている。
彼は、世界と自我の対立的な緊張の中でバランスを維持することを目指した。このような節制の精神は、彼の古典的な品格に基づいており、詩的な自我はいつも対象と感情から一定した距離を置いている。
こうした節制と克己には、彼の詩的な感受性の中に漢詩的な伝統、あるいは儒教的な精神が根付いていることがうかがわれる。
英文学者でありながら、古典的な素養を兼ね備えたこの詩人は、詩論においても、やはり古典的な安定感とバランス感覚をもっているため、学問的にも成果を挙げている。