銅の欠乏は、貧血・汎血球減少・神経変性疾患を引き起こすことがある。影響を受けた動物は運動失調や痙性を呈するようになる。
銅欠乏がヒトに貧血を起こす事例は稀であるが、長年にわたり知られている。逆に、銅過剰状態(ウィルソン病など)を治療するため、亜鉛製剤を用いることがある。
銅欠乏による神経変性は、反芻類において脊柱湾曲症をもたらす。近年、ヒトにおいても、反芻類に類似した症状、すなわち、進行性の痙性・運動失調・ニューロパチーが生じることが分かってきた。貧血を伴うこともある。
臨床症状は、古くから知られており、ビタミンB12欠乏によって生じ、頻度も比較的多い亜急性連合性脊髄変性症とほぼ同じである。