鏡面の波
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| 「鏡面の波」 | |||||
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| YURiKA の シングル | |||||
| 初出アルバム『KiRA☆KiRA』 | |||||
| B面 | Dive into the colors | ||||
| リリース | |||||
| ジャンル | J-POP | ||||
| 時間 | |||||
| レーベル | TOHO animation RECORDS | ||||
| 作詞・作曲 | 照井順政 | ||||
| チャート最高順位 | |||||
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| YURiKAのシングル 年表 | |||||
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鏡面の波(きょうめんのなみ)は、2017年にリリースされたYURiKAの楽曲[2][3]。テレビアニメ『宝石の国』のオープニングテーマである[2][3][4][5][6]。作詞・作曲・編曲はいずれも照井順政(ハイスイノナサ)が担当した[2][3][5][6]。
2017年12月6日に[2][3]、YURiKAの3枚目のCDシングルとしてリリースされた[4]。カップリング曲は「Dive into the colors」[6]。
『宝石の国』は、2017年10月7日からTOKYO MX制作のテレビアニメであり、本楽曲はそのオープニングテーマとして制作された[2]。オープニングテーマはそれに先んじた9月24日にYouTubeチャンネル「TOHO animation チャンネル」上で公開された[7]。テレビアニメの初回放送終了後10月8日に、先行配信リリースされた[3][5]。同日、YouTube上でオープニングのノンクレジット映像も公開された[8]。
楽曲のミュージックビデオは2017年12月2日にYouTube上で公開された[9]。
2017年12月6日にCDシングルとしてリリースされた[2][3][5]。アニメ盤およびアーティスト盤という収録楽曲の異なる2形態で発売された[2][3][5][6]。
2022年11月11日には、YURiKA初めてとなるフルアルバム『KiRA☆KiRA』に、ほかのタイアップ楽曲とともに収録された[10]。
楽曲
YURiKAがそれまでにリリースした曲は、前向きで明るいものが多かったが、本楽曲は全く違う印象のものとなっている[4][11]。楽曲全体で、「無機質」がテーマとなっており[4]、神秘的でミステリアスな雰囲気となっている[6]。一方、まったく感情がなく単に冷たいものではなく、アニメの映像の「髪がふわっとしたときのキラキラ感」を意識して歌い、特に最後のサビでは「パリンっと宝石が砕ける様子をイメージして歌ってい」るとYURiKA自身は語っている[4]。ライターの榑林史章は、『宝石の国』主人公のフォスフォフィライトたちは美しいけれど、脆さや儚さもあるという作品の世界観を、歌で見事に表現していると評価している[4]。
リズムは複雑で、『アニメディア』では「細かいリズムが複雑にからみ合う独特な曲調」[4]、『リスアニ!』では「複雑な変拍子が絡み合う音の間をぬいながら、淡々と単語を並べ意味を積み重ねる」と表現されている。制作した照井は、「言葉とメロディが途切れ途切れになっているのは、宝石が砕けてかけらになっているイメージを表現している」としている[11]。元ガールズバンド虚弱。メンバーのまにょは、メロディラインについては一度聴けば耳に残りやすい一方、サウンドはこれまでのアニメソングにはなかなかなかったような、丁寧に作り込まれたポストロックテイストのアプローチであると評している[12]。
フリーライターのヤマダユウス型は、本楽曲とそのミュージックビデオについて、次のように評している。導入では拍子が迷子になりそうな楽曲のアウトラインが徐々に鮮明になっていき、「宝石という神秘性を取り扱う作品の幕開け」として相応しい雰囲気を醸し出す[13]。続いて、リムショットによる裏打ちが入り、それ以降も不安定なメロディが透明感と神秘さを綯交ぜにしていく[13]。また、YURiKAのボーカルについては「絶妙に脱力している」と評し、そのような不安定さの一つの要因となっていると分析している[13]。それまで平衡していたビート感はBメロで転換し、開放感を表すE♭M7が展開され、「ハイスイノナサらしさ」を感じさせる[13]。同時にメロディはロングトーンとなり、開放感を連想させるミュージックビデオの映像も相まって、「詰まっていた息が一気に解き放たれる」感覚を覚える[13]。これはアニメオープニングのパターンとして珍しくはないものの、曲調や映像、作風などの多様な要素によって「芸術的と表現した」くなり、続くメロディの三連符やサビからの展開も、「全てがその位置にあるのが正しいかのように聞こえてくる」としている[13]。またヤマダは、展開と収斂、平衡と不安定といった両極性が宝石にも通じるものを見出し、そのような物語性をオープニングの90秒の間に感じたとしても不思議ではないと評価している[13]。
「揺らめく」から始まる間奏では、チェロのソロが入ってきて、コーラスが重なってくる[11]。YURiKAはこの部分が印象的なパートであると語っている[11]。
レコーディングでは、楽曲のプロデュースを行った照井順政が、逐次YURiKAにどう歌いたいかなどの意見を聞き、それが楽曲に反映されている[4][11]。そのコミュニケーションによって、無機質さがありながら、サビの情感を込めたところは自分らしさを出せたとYURiKA自身は本楽曲について語っている[4]。
ドラムは樋口幸佑、チェロは徳澤青弦が演奏している[6]。
Orchestra Ver.
ライブでの演奏
2019年2月17日にsora tob sakanaが主催したライブ「天体の音楽会Vol.2」では、プロデュースを行った照井がsora tob sakanaのプロデュースも行っていることから、YURiKAが出演し、「Dive into the colours」と「鏡面の波」を歌った[17]。
2019年2月22日に下北沢GARDENで開催されたYURiKAデビュー2周年ワンマンライブ『Shiny Stage ~今年も言おう、全曲やるぞ!!~』で演奏された[18]。2020年2月22日に恵比寿ザ・ガーデンホールで開催されたYURiKAデビュー3周年記念ワンマンライブ「Shiny Stage〜今年は全曲できるのか!?〜」でも演奏され、その際の映像がYouTube上で公開されている[19]。
2022年に横浜・大阪・埼玉・札幌[10]で開催されたYURiKAのライヴツアー『KiRA☆KiRA』[20]、2023年1月29日 VEATS SHIBUYAで開催された「YURiKA Live tour KiRA☆KiRA」でも演奏された[21]。
二次創作
2021年5月8日に行われたバーチャルシンガー幸祜のオンラインライブ『あられライブ』では、「鏡面の波 feat.ヰ世界情緒」としてカバーされ、音源が7月14日にリリースされた[22][23]。2025年8月24日に開催されたバーチャルシンガー花譜のカバーストリーミングライブ『アイスクリームライブ4』でもカバーされ、音源は2026年1月14日に『I SCREAM LIVE 4』としてリリースされた[24][25]。2025年10月11日にはバーチャルシンガーヰ世界情緒が自身のカバーライブ『キャンディライブ3』でカバーし、音源が『CANDY LIVE 3』としてリリースされた[26][27]。
2025年12月31日には、にじさんじのライブイベント『NIJISANJI COUNTDOWN LIVE “CROSSING TONES”』で、VTuber壱百満天原サロメがカバーした[28]。ここでは、レコーディングでドラムを担当していた樋口が、ライブでは初めて生演奏を行った[29]。