1796年(寛政6年)、西大寺西塔跡から1枚出土し、皇室に献上されて御物となる。人の目に触れることがなかったため贋物説すら囁かれたが、1937年(昭和12年)、西大寺畑山で宅地用の地ならし中に31点が偶然発見される。これらは現在、東京国立博物館に収蔵され、重要文化財に指定されている。
質量は寛政期出土のものが17.6グラムと大型であり、昭和期、西大寺畑山出土のものは11.0~14.7グラムとばらつきが大きい。
なお、1937年の発見の際、「賈行」と読める銀銭の破片も同時に見つかった。この銀銭は史実に記載がなく、残りの文字もわからない謎の銀貨である。