間欠滅菌
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現在一般的に使用されているシンプルかつ効果的な滅菌方法は、オートクレーブ滅菌である。この方式では、加圧装置を使って滅菌対象の物質を2気圧121度で15分間加熱する。一方、加圧装置がないのでオートクレーブ滅菌ができない場合、または加圧加熱に耐えられないものを滅菌する必要がある場合は、水の沸騰を利用するなどして、最大100度までの温度で長時間の非加圧加熱を行うのが一般的である。この場合、高温によって細菌の細胞は死滅するが、細菌の芽胞は生き残る可能性がある。芽胞は加熱後に発芽して栄養細胞になり、再び増殖して食中毒などのもとになるので厄介である。しかし、間欠滅菌を使用することで、オートクレーブができない場合でも、芽胞を破壊することができる[1]。
間欠滅菌は基本的に、物質を沸点(もしくは沸点よりやや低い温度)まで加熱し、その温度に3日間連続で15分間晒すことによって行う。加熱後に放置している間に、生き残った芽胞が発芽して栄養細胞になるが、この細胞は翌日の加熱によって死滅する。加熱後、滅菌対象の物質は、芽胞の発芽を促すために常温の暖かく湿った環境に放置する(夏場は菌がすぐ増えるので、しばらくしたら冷蔵庫に入れた方が良い)。環境が細菌にとって好ましい場合、芽胞から発芽が促進され、このような環境では細胞から芽胞は形成されない[要出典](「芽胞」を参照)。
間欠滅菌は日常的な利用においては十分に効果的である。しかし、完全に信頼できるとは考えられていない。というのも、間欠滅菌をした後も一部の芽胞は生き残り、その後発芽して増殖する可能性がある[2]。そのため、今日ではあまり使用されていないが、植物の種子やジャガイモ入りカレー(圧力なべだと煮崩れする)など、加圧加熱に耐えられない物の滅菌に使用される[3] [4]。
