阮堂歳寒図

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歳寒図(さいかんず、セハンド、朝鮮語: 세한도)は、朝鮮時代後期の文人・書道家である金正喜(号:秋史、1786年 - 1856年)が、1844年に制作した水墨画

文人画の傑作として知られ、大韓民国大韓民国指定国宝第180号に指定されている[1]

本作は、金正喜済州島での流刑生活中に、弟子の李尚迪(イ・サンジョク、1804年 - 1865年)に贈ったものである。李尚迪は、師が権力を失い辺境に流された身でありながら、清の燕京(北京)から貴重な書籍を調達して送り届けるなど、忠義を尽くしたとされる[2]

画題の「歳寒」は、『論語』子罕編の「歳寒くして然る後に松柏の彫(しぼ)むに後(おく)るるを知るなり(冬の厳しい寒さになって初めて、松や柏が枯れずに残ることがわかる)」という一節に由来する[3]

特徴

紙本墨画で、サイズは縦23.7センチメートル、横69.2センチメートル(全体では約14メートルに及ぶ巻物形式)。

画面には、簡素な家が一軒と、その左右に配置された2本の松と2本の柏が描かれている。余白を大胆に活かした構成と、枯淡な筆致(渇筆法)が特徴であり、技巧を排して精神性を重視する文人画の極致と評される[4][5][6]

作品の流転

韓国への返還

脚注

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