防弾チョッキ2型
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概要

自衛隊のイラク派遣が決定され、急きょ派遣部隊に装備する防弾チョッキが必要となったことから、3ヶ月という短期間で設計・配備されたのがこの「防弾チョッキ2型」である。4ヶ月後にはクイックリリース機能を付与した「防弾チョッキ2型(改)」が開発された[1]。
戦闘防弾チョッキとの最大の違いは、前後面にセラミックプレート(防弾チョッキ付加器材。対小銃弾用)を挿入することで、至近距離から発射された小銃弾の阻止が可能なことである。プレートを前後面に挿入した場合の重量は約12kg(挿入しない場合は約5kg)。なお、銃弾が命中した際の衝撃で内出血などの負傷をしないように、プレートを挿入する際には緩衝材(取り外しが可能)を取り付けることが求められている。
弾倉収納ポケットなどは縫い付けられていないが、全体にPALSと似た装具取り付け用のウェビングが縫い付けられている。このウェビングはPALSと縫い付け方法が異なっており、ウェビングと接続するストラップが付いた専用の装具だけでなく弾帯用のクリップ式装具も取り付けることができる。
肩の部分には戦闘防弾チョッキのものと似たアーマーが取り付けられているが、これは取り外し可能で、部隊によっては取り外したまま使用している。また、襟部分も取り外しが可能であるため、88式鉄帽との干渉を避けるために外すことも可能である。背面上部にはドラッグハンドルが付いており、負傷などで行動不能になった際にほかの隊員が牽引することができる。
防護能力
細かな防護性能については戦闘防弾チョッキ同様に一切公表されていないが、戦闘防弾チョッキと同じくNIJ規格の「レベルIIIA」(9x19mmパラベラム弾や.44マグナム弾といった拳銃弾を阻止可能)程度の能力があると思われる。また、前後面にセラミックプレートを挿入することが可能となっているため、NIJ規格の「レベルIII」か「レベルIV」のプレート(官給品のプレートの性能は不明)を挿入すれば小銃弾を阻止することもできる。
OTVやIOTVで採用されているグローイン(鼠蹊部)アーマーや上腕部を守るDAPS(Deltoid Axillary Protection System)、脇腹用セラミックプレートなどは採用されていない。
