防除
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概要
防除の実施の流れを以下に示す。
生息調査
生息数の調査を行う。
- 聞き取り。
- 生活痕の調査。
計画
被害の防止・現場の状況・生息数により、長期的・総合的な計画を立てる。
実施
長期的計画に基づき、区域ごとに行う。
事後処理
副作用を防ぐために、事後処理を行う。
維持管理
被害が発生しない生息数を維持するために、環境の維持を行う。
防除の手法
動物福祉の懸念が生じる防除方法
物理的、化学的防除方法の中には、防除対象生物に著しい苦痛を与えるものがある。2022年に発表されたオックスフォード大学主導の研究によると、ネズミ駆除で一般的に使用される粘着シートや殺鼠剤(抗凝固剤)が、数日から数週間続く可能性のある深刻な苦痛を引き起こすことがわかった[1]。非抗凝固剤の場合もまた、死ぬまでに非常な痛みを伴う可能性が指摘されている[2]。
粘着シート
動物福祉の懸念から、アイスランド、アイルランド、ニュージーランド、ノルウェー、ウェールズ(イギリス)[3]、イングランド[4]、スコットランド[5]、オーストラリアの複数の州が、粘着シートの使用を禁じる。インドでは多くの州が粘着シートの使用禁止を通達している[6]。オランダでは粘着シートの設置には許可が必要となる[7]。2023年にカリフォルニア州ウェストハリウッド、2024年には同州オハイで、粘着シートの使用禁止条例が制定。カリフォルニア州では2024年1月に粘着シート禁止法案が提出され、下院で審議されている[8]。2023年、ベルギーのフランダース地域は動物福祉法を改定し、有害とされる動物を駆除するための粘着シートの使用を禁止した[9]。またグーグルをはじめ、企業、銀行、大学、空港など247の会社が使用を中止、69の会社が販売を中止している[10][11]。日本国内ではネズミの防除方法として粘着シートを紹介する自治体が少なくないが、千葉県市川市のように粘着シートの動物福祉上の問題が提起されたことから粘着シートの紹介が削除されるケースもある[12][13]。
