午前8時50分、出立式が行われる真蔵院に、太鼓の合図とともに、豆絞りの鉢巻に御札を挿し、顔には白粉や頬紅、口紅を塗った男性約50名が参集する。お祓いを済ませた黄色の布地を手首に巻き、色鮮やかな長襦袢を着用している。[2]
続いて、御霊を宿した「おひようご箱」などが住職から手渡され、奉納された酒樽で酒を酌み交わし出発する。大般若の行列は、「おひようご箱」、「祈祷札」、「御祝儀箱」を持った黒い羽織姿の三役を先頭に、手桶に入った塩を笹の葉で撒く「清め役」、長さ七尺余りの大宝剣2本、6つの経箱と続く。経箱には大般若経が100巻ずつ納められ、重さは1箱あたり約50kg。箱の側面を竹の棒で叩きながら、かけ声とともに町内の家々を巡る。
家主には、三役から御札や紅白餅などのお供え物、厄除けとしてお祓いを受けた黄色の布が手渡される。受け取った家人は布施を手渡す。一行は、一家の無病息災を祈り(災厄がかからないことに対して)「おめでとうございます」のかけ声とともに三本締めをして祈願する。この祭りでは、雷町会内の氏子宅約500軒を夕方までかけて回る。[1][2]