電照菊
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出荷前の様子 2018.12.09

- 菊は、日照時間が短くなると花芽を形成し、やがて蕾となり開花するという性質がある。その性質を利用し、花芽が形成される前に人工的に光をあてることにより、花芽の形成と開花時期を遅らせる方法が電照菊である。
- 使用する菊は秋に開花する「秋菊」を使用することが多い。
- 温室を使用して栽培する地域が多く、秋菊が花芽を形成する前の5月~8月頃の夜間(午後10時~翌日午前2時が多い)に、電球などを用いた照明を菊にあてて、花芽を形成させないようにする。9月以降は照明をあてずに、通常と同じ栽培を行なう。これにより開花時期を数ヶ月遅らせ、1月~3月に開花、出荷する。
- 技術の向上によって、秋菊のみでなく夏菊もこの方法で栽培されており、開花時期を9ヶ月までずらすことが可能である。また、温室で覆うことで太陽光を遮る方法も併用することで、様々な菊を様々な時期に開花、出荷を可能としている。
- 照明は白熱電球が主流であったが、電照菊専用の電灯も開発され、現在はこちらが主流である。近年は省エネルギーや地球温暖化防止の観点から、省電力の照明が開発・実用化されている。例えば、蛍光球や発光ダイオードなども使われている。
- なお、温室を用いず路地で栽培する地域[どこ?]もある。
歴史
産地
品種
- 輪ギク
- (秋菊)
- 神馬(じんば)
- 精輿の誠
- (夏秋菊)
- 精の一世
- 岩の白扇
- (秋菊)
- スプレー菊
- レミダス(黄)
- エルザ (白)[9]
出荷量
- 愛知県の出荷量は全国の3割を占めており、そのうち田原市は80%以上を占めている。出荷量の推移は以下の通りである。[10]
| 年 | 出荷量 |
|---|---|
| 平成13年 | 5.5億本 |
| 平成14年 | 5.4億本 |
| 平成15年 | 5.4億本 |
| 平成16年 | 5.2億本 |
| 平成17年 | 5.4億本 |
| 平成18年 | 5.2億本 |
| 平成19年 | 5.2億本 |
| 平成20年 | 5.1億本 |
| 平成21年 | 4.9億本 |
| 平成22年 | 4.7億本 |