霊狐
From Wikipedia, the free encyclopedia
歴史
確認出来る史料などの上からでは。日本において狐に対する信仰上の神格化が濃く見受けられるようになるのは12世紀ころである。13世紀ころには関東地方でも密教関係の寺社などを中心にもたらされていたと考えられる[3]。大きく浸透していったのは室町時代から江戸時代の間で、稲荷神・荼枳尼天・飯縄権現などの信仰がベースとなり、それが民間に入ることで各地で拡大していった。
一方で、託宣や利益祈願に用いられる上述のような存在の狐は野狐、悪狐である[4]と目されもした。これらは「稲荷神本体は狐ではない」とする論理に発したもので、とりわけ明治時代の神仏分離以降は修験者などの基盤が失われると共に、記紀神話による根拠が無い点などから迷信あるいは不敬・邪説であるとしてしばしばとりあげられていた[5]。