青いおむつ症候群
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遺伝
病因
この症候群の本体は小腸からのトリプトファンの吸収障害である。種々の症状は小腸でトリプトファンが吸収されないために腸内に大量に残ったトリプトファンが腸内細菌によって分解されインドールが過剰に発生することに起因する。
遺伝子異常の原因で小腸でトリプトファン単独の輸送系(小腸細胞の特異的トランスポーター)に異常が起こり小腸でトリプトファンの吸収障害が起こり[2]、便中に増加したトリプトファンを腸内細菌が分解して有害なインドールが発生する。[4]。インドールの多くは糞便として排出されるが一部は腸管で吸収される[4]。腸管で吸収されたインドールは門脈を循環して肝臓に行き肝臓ではインジカンに転化されさらにインジゴチン(インジゴブルー)になり尿中に排出される[1][2]。腸内で増加したトリプトファンとインドールはキレート剤として働きカルシウムの小腸からの吸収を促す[3]。またインドールはリンの尿管からの再吸収を阻害し、リンとカルシウムは拮抗するのでこの面でも血液のカルシウム濃度は高くなりうる[1][2]。そのため高カルシウム血症になり、インジゴチン(インジゴブルー)が混じった尿によっておむつは青く染まる。