顎口上綱 From Wikipedia, the free encyclopedia 顎口上綱(がっこうじょうこう、Gnathostomata)は、脊椎動物に属する動物の一群である。 概要 顎口類 Gnathostomata, 分類 ... 顎口類Gnathostomata 生息年代: 前期シルル紀–現世, 439–0 Ma[1] PreꞒ Ꞓ O S D C P T J K Pg N (後期オルドビス紀の可能性あり, 444 Ma)[1] 分類 ドメイン : 真核生物 Eukaryota 界 : 動物界 Animalia 門 : 脊索動物門 Chordata 亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata 上綱 : 顎口上綱 Gnathostomata 学名 GnathostomataGegenbaur, 1874 下位分類 板皮類 棘魚類 軟骨魚類 硬骨魚類 閉じる 分類 円口類を分かれ顎を進化させた脊椎動物をまとめた分類群である。顎口類のステムグループ(翼甲類やガレアスピス類、骨甲類)は顎を持っておらず[2]、その中から顎を獲得したグループが進化した。現在は硬骨魚類と軟骨魚類のみが生き残っている。 分類学的には伝統的に上綱として扱われ、魚類、鳥類、哺乳類などを含む。一方、顎のない脊椎動物(円口類と初期の顎口類を含む側系統群)は無顎類と呼ばれる。 顎の起源 顎は、かつてえらを支える器官(鰓弓)だったものが発達し、次第に効率的に口を開け閉めして水をえらに運ぶ働きを持つようになったものだと考えられている。こうして口は次第に大きく、幅広くなり、獲物を獲得しやすくなっていった。やがて口を開け閉めするのにさらに力が必要になり、ついには顎になったと考えられている。 ダンクルオステウスの頭骨 板皮類は鋭い骨板を歯の代わりに使う。ダンクルオステウスなどは下顎だけではなく上顎も動かすことができたため、口を大きく開けることができた[3]。 他の特徴 →詳細は「髄鞘」および「獲得免疫系」を参照 顎口上綱の生物のもう2つの大きな特徴は、ニューロンの髄鞘と適応免疫(獲得免疫)系である。 進化 顎口上綱はオルドビス紀に初めて登場し、デボン紀には一般的になった。現在では円口類[注釈 1]を除くすべての脊椎動物を占めている。 競争 なお、顎口類の進化により、顎を持たないステム顎口類の多くの種が衰退ないし絶滅に追いやられた可能性がある[4][5]。 脚注 注釈 [1]ヤツメウナギ類、ヌタウナギ類がこれに含まれる。 出典 [1]Brazeau, M. D.; Friedman, M. (2015). “The origin and early phylogenetic history of jawed vertebrates”. Nature 520 (7548): 490–497. Bibcode:2015Natur.520..490B. doi:10.1038/nature14438. PMC 4648279. PMID 25903631. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4648279/. [2]Brazeau, Martin D.; Friedman, Matt (2015-04-23). “The origin and early phylogenetic history of jawed vertebrates” (英語). Nature 520 (7548): 490–497. doi:10.1038/nature14438. ISSN 0028-0836. PMC 4648279. PMID 25903631. https://www.nature.com/articles/nature14438. [3]川崎悟司 (2011). 絶滅したふしぎな巨大生物 : オールカラー完全復元. PHP研究所. p. 39. ISBN 978-4-569-79636-9. OCLC 729342251 [4]Randle, Emma; Sansom, Robert S. (2019-12-18). “Bite marks and predation of fossil jawless fish during the rise of jawed vertebrates”. Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences 286 (1917): 20191596. doi:10.1098/rspb.2019.1596. PMC 6939932. PMID 31847724. https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rspb.2019.1596. [5]“Bite marks in fossils reveal demise of our early relatives”. The University of Manchester (英語). 18 December 2019. Related Articles