飛田泰三
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作風
デビュー時にはサルヴァトーレ・シャリーノやカイヤ・サーリアホなどの影響から一小節中に100以上の音符が精緻に描きこまれる正統な現代音楽の流れを汲んでいたが、ゼロ年代ではほとんど聞こえない空間の創造を徹底している。「線の感覚(1999)」や「花粉(2001)」では高次倍音がまだ偶発的に聞こえていたが、「眩暈(2003)」や「レイン・タクティル・ピアノ(2004)」ではほとんど何も聞こえず、身近な物音と舞台上の音量がほぼ変わらないどころか、物音のほうが音量が大きく聞こえることすら見られる。
2020年代に入ると、殆ど聞こえない音ではなく、適度の弱い音が乱数で連なる音楽へと変化[2]している。彼の作風は作品リストから撤回(1997年以前の作品を一作しか認めていない)されたものから、かなり大きく変化[3]している。