飯田隆 (経済学者)
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主張
ここ十数年の間、日本の大学の経済学部や商学部、経営学部などにおいて歴史が軽視されがちとなり、経済史や経営史の専任ポストが減らされてきた経緯がある。こうした事態がもたらされたのは、従来の経済史や経営史が過去の史実の探究に専念した結果、経済や企業経営の現状に無関心となって、学生はもとより、経済学や経営学などにおける他の分野の学術研究者にその存在理由をアピールできなくなったことが考えられる。経済史や経営史を専攻する学術研究者は今現在の実体を常に意識し、どのような歴史的過程を経て現在に至ったかを理解し、そのような視点からの歴史研究に従事しなければ、経済史や経営史の将来的意義は希薄化していくことであろう[2]。