馬徳新はアラビア語やペルシア語の著作を残すとともに、クルアーン(コーラン)の漢訳を最初に行った人物である。著作の中では、イスラム教の文化と儒教の共存のために比較研究を行っているが、仏教や道教の要素を取り入れた中国のイスラム教のあり方には批判的であった。正統派のムスリムとみなされているが、スーフィズムへの肯定的な態度も見受けられる。30冊以上の著書を残したが、それらは5つのカテゴリに分類される。
- イスラム法学・哲学に関するもの - 『四典要会』『大化総帰』『道行究竟』『理学折衷』『性命宗旨』『礼法啓愛』『据理質証』
- イスラム暦学・歴史学に関するもの - 『寰宇述要』『天方歴源』
- 他の回族の学者の著書の紹介と分析 - 『真詮要録』『指南要言』『天方性理注釈』
- クルアーンの翻訳 - 『宝命真経直解』
- アラビア語の文法書
- その他 - 『朝覲途記』(メッカ巡礼記)