鳳 (漫画)
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鳳一輝は元は櫻木巌治率いる櫻木組若頭代行であったが、対立組織との諍いにより破門されていた。
櫻木はかつて、義兄弟であった天外綺堂と共に天地会を立ち上げていたが、思想の相違により天外と袂を分かち、いつしか対立するようになっていた。
そして時は流れ、天外は櫻木のシマを手中に収めるべく、配下の組長で天地会幹部である服部秀明に命じ、櫻木邸を襲撃させる。
事態を知った鳳はかつての仲間たちとともに闘うべく馳せ参じ奮戦するも、人員・兵器の戦力差は甚だしく櫻木らは無惨に命を落とし、一人敵の仕掛けた業火の中生き延びた鳳は、仲間たちの無念を晴らすべく打倒・天外を目指し、一人天地会へと立ち向かうのであった。
主な登場人物
- 鳳 一輝(おおとり いっき)
- 本作品の主人公。35歳。
- 元・櫻木組若頭代行で当時敵対していた十河組との諍いにより、鳳自身の保身と十河組との抗争回避のため…という櫻木の判断により破門されていた。
- 天地会の加勢を得た十河による櫻木邸襲撃時に舞い戻り、櫻木組の仲間たちとともに奮戦するも十倍の兵力差は大きく、櫻木をはじめとした組員たちは落命し屋敷は敵の放った火により炎の海と化す。
- 3か月後、業火の中一人生き延びた鳳は親分・櫻木と兄弟分たちの無念を晴らすべくたった一人で打倒・天外を決意、顔すら知らない天外が放つ刺客をことごとく退けおびき出し、ついには櫻木組襲撃事件と同様な北条邸の業火の中で仲間や好敵手の繋いだ命懸けの機会を得て、誰にも邪魔されずに天外との長ドスでの真剣勝負に持ち込んだ。
- まるで「龍」が具現化したような天外の鋭い斬撃で致命傷を負い昏倒するが、生死の境で櫻木に叱咤激励されて炎の中、不死鳥のように蘇り再び刃を身体に深く受けながらも天外の胸に白刃を突き立て本懐を遂げる。
- 背中には鳳凰の刺青をしている。
- オヤであった櫻木と同様、「義」に生き強い信念を持つ男である。
- その強さや男ぶりは仲間となった祐次や勝・石嶺らからは惚れ込まれ、仇敵のはずの天外にも認められたほどである。
- 仇を討ち果たしてからは登場せず、その後の消息は不明である。
鳳の仲間
- 櫻木 巌治(さくらぎ かんじ)
- 櫻木組組長で天地会創始者。体躯は相撲取りのような巨漢。
- かつて兄弟の契りを交わした天外と真の任侠道を貫くべくともに天地会を立ち上げたが、進む道の違いにより袂を分かつ。
- 天地会初代会長であったはずだが、北条を始めとする大幹部たちは天外の思想「利」に毒されていたようで多勢に無勢、櫻木の方が天地会を離脱した。
- 現在は組員三十名の一本独鈷ながら「日の出の勢い」と言われる櫻木組の大親分で、隣街の老舗組織を難無く潰したが長らくシマである夢路町の境界を巡り、十河組と争い続け天地会の介入を招いてしまう。
- 何よりも「義」を重んじ、子分らに「男・漢・侠(おとこ)」とは何たるかを説いている描写が度々見られる。
- また組員は皆彼をオヤジと慕い、天地会三百人相手でも逃げ出さず最期まで戦い力尽き、宿敵となった天外も心底憎む一方でその実力を認め、北条や財津雷蔵も義に篤い侠の鑑と讃えられる大侠客。
- 天地会の櫻木組襲撃により瀕死の重傷を負いながらも、最期まで反撃に打って出ようとする鳳を諫め、いまわの際に「潮時だ、(ヤクザから)足を洗って生きろ……」という言葉を残してこの世を去った。
- 死後は誰も墓前に訪れることはなかったが、鳳と天外の決戦が終わった後に何者かによって線香が備えられていたのを寺の住職が発見している。
- 三上 祐次(みかみ ゆうじ)
- 元はどの組織にも属していなかった(ただし、櫻木組組員であったタツヤの世話にはなっていた)が、櫻木組の残党と勘違いした鈴木組組員に襲われていた所を鳳に助けられ、舎弟として鳳と行動を共にするようになる。
- さゆりという恋人がいたが、彼女は秋月に誘拐され強姦された末、殺されてしまう。
- この時に、さゆりを強姦した秋月組組員を手にかけ、改めて鳳とともに修羅の道を進むことを決意、鳳と誓いの盃を交わし真の義兄弟に。
- 後に鳳が伊達と戦った時に援護に現れ、伊達と刺し違えようとするも傷ひとつつけられず、逆に胸を刀で貫かれ死亡する。
- この時、鳳は必ず伊達を討ち取ることを心に誓った。
- 鈴木福太郎(すずき ふくたろう)
- 鈴木組組長。元々は天地会・秋月組系山本組傘下であったが、天外への手がかりを得るためにやってきた鳳に組事務所に居座られる。
- はじめは鳳を討ち取ろうとするが悉く失敗し、やがて自分との実力や男としての器の違いを痛感、いつしか鳳の生き方に魅せられ盃を交わすのを望むまでになっていった。
- 遥かに歳下ながら先に鳳の舎弟となった三上に「お前はアニキ(鳳)の子分だ!」と言われ大変傷つくが、もしも鳳が一家を構えた場合は子分の鈴木が直系・跡取り候補となる。
- 後に鳳が秋月との二度目の闘いに赴いた時には鳳の盃を受ける前に、ケジメとして秋月に盃を投げつけ決別の意思を見せるが、直後に金吾の放った銃弾に倒れ「鳳さんに逢えてよかった」と言い残して最期を遂げた。
- 石嶺(いしみね)
- 元・天地会十人衆筆頭の北条組若頭補佐で北条組の裏仕事専門の男。「カマイタチ」の異名をとる。
- 登場当初は鳳を監視するために北条の命で鳳についていたが、鳳と行動を共にするうちに、鳳の生き様に惚れ込み、のちにオヤジである北条と決別し、見届け人として鳳と行動を共にするようになった。
- 鳳の仲間になってからは、戦闘のサポートのほか諜報活動も行う。
- 後の北条邸での天地会との最終決戦で、命を落とす。
- 平野 勝(ひらの まさる)
- 元は速浪(はやなみ)一家一番組組員であったが、江元の命により鳳をサポートする。
- 後に速浪一家が滅ぼされると、仲間の無念を晴らすため、天地会への復讐を決意、正式に鳳の仲間となる。
- 天地会との最終決戦では、直接の仇である北条に止めを刺して、敵討ちを果たし、また、鳳の頼みどおり北条烈らとともに天外が屋敷内に立ち入ったのを見届けると天外に逃げられることの無いよう、屋敷に火を放ち脱出した。
天地会
天地会は3万人の組員を擁する、日本一の巨大暴力団である。
有力組織を盃外交で傘下に組み入れた連合体から脱却して、会長一人が全ての権限を掌握するワンマン組織になったのがアダとなり、天外没後に瓦解した。
- 天外 綺堂(てんがい きどう)
- 天地会・天外組組長でおそらく櫻木脱退時に、天地会二代目会長となった。
- その後、たった一世一代で国内最大勢力に押し上げた立役者。
- 強烈なカリスマ性で大物ヤクザ組長たちを統率し、鳳との最終決戦で示した戦闘力は老いてなお作中最強。
- 世間一般では政財界に深いつながりがある人物として知られ、死してなおマスコミが遠慮して暴力団の首魁ではなく「裏社会とも関係が噂される…」とぼかして紹介、その強い影響力で抗争と虐殺の事実を事故として有耶無耶にできる実力者。
- かつて抗争の際は常に最前線に立ち長ドスを振るって幾多の修羅場を潜り抜け、その身体には無数の傷痕が刻まれていつしか「龍の綺堂」と呼ばれるようになった。
- 元々櫻木とは六分四分の兄弟盃を交わした舎弟で、天地会もアニキと呼んだ櫻木とともに立ち上げたものであるが、「義」に生きた櫻木に対し、「利」に生きる男で次第に溝が深まり決別。
- 古き者、弱き者を憎みとことん自分本位な利益追求に生きるが故、役に立たぬのであればたとえそれが古参幹部や実子であっても容赦なく切り捨てる非情さと、自分の生命をつけ狙う鳳を泳がせて無能な手下を一掃しますます自分に権力を集中させたり、有能な部下や同盟相手を捨て駒に使い濱中市の利権や財津組のシマを手に入れる老獪さを併せ持つ。
- 功成り位極まった現在、富士見ヶ原近くの豪奢な屋敷で信頼できる側近や愛犬たちと暮らし昼はクレー射撃やハンティング、夜は銃器や日本刀の手入れなどをして一日を過ごしながら、呼びつけた十人衆に自身が仕留めた獲物を食材として作った料理を振る舞いつつ命令を下し支配・君臨しているが、その所在地は天地会の最高機密扱いで直系の天外組組員でもヒラの子分はなかなか会えない。
- 不知火は妾との間に生まれた実の子であるが、濱中市編終盤まで一度も顔を合わせたことがなかった。また、その闘いで不知火は鳳に敗れたためもあってか、容赦なくその時横にいた財津雷太に殺せと命じた。
- 一方で鳳のことはかつて最も憎みそして最も認めた櫻木以来の男、自身に匹敵する実力を持つ強き男だが、現実を見る目が備わっていない古き男…故に己の右腕として働かせられない、と評していた。
- 北条邸での最終決戦にて鳳を終始圧倒し一度は討ち取ったかに見えたが、大火で崩れ落ちる天井に阻まれ遺体の確認を断念、その直後に息を吹き返した鳳の一撃を受け驚愕しながら死亡した。
- 御子神信悟(みこがみ しんご)
- 天地会・天外組若頭で天外の片腕的存在。新たに獲得したシマの仕置きを、毎度一任されるほど有能で信頼が厚い。
- 二十年前に父親・御子神組長を天外に殺され即座に仇討ちを試みるも失敗、だが漲る気迫と眼光を気に入られ「隙あらばいつでも命を狙え」と言われ天外組組員に加わった。
- 自分の組を持たぬ身であったが服部・吉川・秋月の没後、天外の意向により天地会最高幹部入りし、同時に筆頭となる。
- どこまでも冷徹で計算高く、用意周到な男で確信のある行動しか取らないが、天外には本心から敬服している。
- また内心、それぞれが一国一城の主である十人衆を排除し、現在は連合的な天地会を改め天外組を中心にした中央集権・上意下達の組織に作り変え、天外を奉りつつ自身が実権を握ろうと考えている。
- 血気盛んな若い頃は「鬼の御子神」と呼ばれていたのだが、数年経ってようやく天外の器量に及ばないことに気づき、己を捨ててオヤに尽くすと決めた時に戒めとして透かし彫りの般若の刺青を入れ、以降「鬼」が滾ることはなくなった。
- 彼を失脚させて天地会幹部の筆頭に返り咲くことを目論んでいた北条の命令により、鳳を援護していた石嶺を捕らえ処刑しようとしていた時に救出に現れた鳳に右腕を切り落とされる。
- その雪辱を果たすため山中で射撃訓練をし、気配を読んで相手の正確な位置を掴めるほどまでになり、鳳との銃撃戦では鳳と犬飼を追い詰めるも、最後は鳳の放った銃弾を額に受け、命を落とした。
- 財津 雷太(ざいつ らいた)
- 財津雷蔵の実子で若き日に同盟の証に天外組に預けられ、風祭とともに御子神に気に入られて天外と出会い、将来の天地会を担う者として屋敷に住み込みで天外・御子神の英才教育を受け、御子神亡き後は天外第一の側近となる。
- 天地会が速浪一家を滅亡させた後の組織改編により、十人衆から実権を奪い全国統括本部長となる。御子神同様天外に心酔していて、さらに強さは風祭と互角。
- また、己の望みを果たすには巨大組織に属する他にない、という思想を持つ。
- 鳳と天地会の最終決戦では北条に致命傷を負わせるも、その後に鳳と共闘していた不知火に討ち取られた。
- 「第二の雷神」の別名をつける。
天地会十人衆
天地会十人衆は登場当初は天地会の中のトップ集団であったが、作品の途中、天地会の組織改編により解散となった。以下の他にも十人衆と見られる者が6名、度々登場するが、鳳と闘った描写は見られず、名前も明らかにはされなかった。
- 北条 定勝(ほうじょう さだかつ)
- 天地会・北条組組長。かつて「播磨の荒獅子」と呼ばれていた。元々は天地会幹部の筆頭であったが、他の十人衆同様、天外には煙たがられていた様子で、御子神に筆頭の座を奪われてからは、筆頭への返り咲きを果たすために裏工作をしたり、鳳や不知火と共闘するようになる。速浪一家を滅ぼし、筆頭返り咲きは確実かに思われたが、その後の天地会の組織改編で他の十人衆の者たちと共に実権を持たぬ最高顧問にされてしまった。それでもなお、組を守るべく筆頭返り咲きを目論むも、実子・烈の説得でかつて荒獅子と呼ばれていた頃の闘志を蘇らせ、鳳と共に天地会と戦うことを決意、自らの屋敷で天地会との最終決戦を迎える。最終決戦では、財津雷太の銃弾で致命傷を負うも、そのまま死を迎えるのを潔しとせず、自らが滅ぼした速浪一家の生き残りであったマサルに止めを刺すように促し、その刃により生涯を終えた。
- 秋月 智久(あきづき ともひさ)
- 天地会・秋月組組長。下記の服部と吉川が鳳に討取られた後に、天外に櫻木組の残党狩りを自ら志願した。興津兄弟や鈴木らを動員して、鳳と二度に渡り戦うも、鈴木には離反され、興津兄弟は相次いで鳳に敗れ、進退窮って天外に救援を乞うも、天外の「死ね」という御子神を通しての伝言と共に見捨てられ、逃走するためにプールに飛び込むも、着水時の衝撃は高層階から飛び降りたために水面といえどもコンクリート同然の状態であったため死亡した。過去に対立組織のシマをとった時に、力押しで十分勝てた状況だったにもかかわらず、その組長の娘を人質にとって脅したり、鳳を誘い出すために祐次の恋人・さゆりを人質にとった点や、鳳との最初の決戦後に高級ホテルに潜伏した時には、スイートルームを三部屋借り切り、その部屋には自分の組の若い組員たちのみを入れ、傘下の組長たちをロビーに待機させて部屋には入れようとしなかった点などから、狡猾で用心深い人物として描かれている。彼の最期の時、天外は「見てくれだけのナマクラ」と評していた。
- 服部 秀明(はっとり ひであき)
- 天地会・服部組組長。天地会の櫻木宅襲撃事件の実行犯で櫻木宅を焼き払い、櫻木らを死に追いやるが、その3か月後に天地会への復讐に燃える鳳の手により討ち取られた。十人衆の中では、下記の吉川よりは格上であった。
- 吉川 元信(きっかわ もとのぶ)
- 天地会・吉川組組長。十人衆では最下位に格付けられ、服部の葬儀では取り乱し、仇討ちを誓ってみせるが、これは芝居で、本心では服部の死により、十人衆での格付けが上がると喜び、「服部を殺害した者に感謝したい位だ」とすら発言していた(この時点では鳳が服部を殺害したことを知らなかった)。自らがオーナーを務める店で飲んでいた時に天外の居場所を探るために訪れていた鳳と出会い、自らの出世のためと、鳳を殺害しようとするも返り討ちに遭い、命を落とした。
不知火組
一本独鈷をうたうが、前身は天地会系組織で組員曰く「実質は天地会」。しかし、組長の前では禁句。
濱中市の利権に手を伸ばすまでは、天外の目溢しで勝手を許されてきた。
- 不知火 翔(しらぬい しょう)
- 不知火組組長で、「阿修羅の翔」と呼ばれる冷酷非道な男[1]。
- あちこちの天地会系組長から借金して挑んだ株売買でヘタを打ち、二進も三進もいかなくなった金田組長を自決させて組を乗っ取り、不知火組を興した。
- 天外の実子だが一度も会ったことがないまま現在に至るにもかかわらず、自身が何を成し遂げても周囲に「現・天地会会長である父親のおかげ」と思われていることが我慢ならなくなり、「首を獲るしかない」と打倒・天外を誓う。
- 写真でも残っていたのか、鳳と違い父親の顔は知っていた[2][3]。
- 有馬 幸造(ありま こうぞう)
- 元・金田組若頭で、不知火組組長補佐。
- 新たなオヤとなった不知火に忠誠を誓い、天地会相手に上手く立ち回って、金田組から不知火組への組織替えを認めさせた功労者。
- 財津雷太が天外の命令で不知火の命を狙っているところ、自ら盾になって命を落とす。
- 益岡(ますおか)
- 不知火組組員。「自分には人を見る目がある」と自惚れ、鳳と不知火を引き合わせてしまう。
- 有馬亡き後の不知火組組長補佐となる。
- 北条邸の最終決戦にて突入時に死亡。
その他の人物
- 南雲(なぐも)
- 櫻木組に世話になったことがあるもぐりの医師。その恩のため鳳の生命を助ける[4][5]。
- 伊達研一郎(だて けんいちろう)
- 元・櫻木組若頭で、そして鳳が敬愛するただ一人の兄貴分。鳳がいつまでも若頭「代行」なのは、彼に遠慮してのことである。
- かつて天地会の草創期にオジ・オイの関係である天外と「櫻木に、過ぎたるものが二つあり、『龍の綺堂』に『伊達の虎』」とまで並び称された伝説の男。
- 櫻木組第一の子分・若頭として薫陶を受けたが思考は利に聡い天外に近く、横紙破りに苦言を呈するオヤの櫻木とは衝突していたが、全ては仕置きを任された櫻木組が日々勢力を増していく天地会に押し潰されないため、必死に足掻いていたのだった。
- しかし、櫻木の心配どおり盃外交を軽く見て抗争を誘発してしまい、自ら破門を申し出た直後その足で己の不始末のケジメを獲りに行き、刑務所に入っていた間は「檻の中の虎」となって、その存在感だけで囚人たちの揉め事を未然に摘み取り刑務官からも頼りにされていた[6][7]。
- オジの天外との関係は良好だったようで櫻木とともに「二人のオヤ」と呼び、天地会分裂時は直参の子分だから櫻木について行くよう促されるも、「お前が一家を構えた暁には、欲しがっていた朱鞘の名刀を贈る」と約束されていた。
- 対・鳳の刺客とするべく御子神が裏から手を回し出所、天地会が資金・人員を用意し伊達に一家を構えさせると持ちかけられ、8年ぶりに愛人・水紀と夢路町で暮らしながら天外より贈られた朱鞘の刀を得物として鳳をつけ狙う。
- 風祭 慶(かざまつり けい)
- 「龍」の天外綺堂と「雷神」財津雷蔵に愛された、その名前の通り「風」と呼ばれる爽やかな風来坊[8]。
- 自称「天地会の落ちこぼれ」で、さらに今は天地会でも天外組でもないとは本人の談。
- かつて天外邸で英才教育を受けながらも、大組織の窮屈さを嫌って天外の下から逃げ出したが、不問に付されたうえに時折呼ばれ「仕事」まで与えられるほど信頼されている。
- そんな彼を未だ「オヤジ」と慕い、素直に命令を受けて鳳をドス一本で追い詰める凄腕の刺客・『風神』[9][10]。
- 財津 雷蔵(ざいつ らいぞう)
- 財津組初代組長。
- 東西からの圧力を受ける要衝である富士の裾野・富士見ヶ原で数十年間、孤塁を守り続けて「駿河の雷神」と呼ばれる伝説の男[9]。
- 一人息子に雷太がいるが七十を越えて天地会と同盟を結んだ際に、天外に養育を託した[8]。
- また、風祭を我が子のように可愛がり彼の死を知るや直ぐ様、鳳に仇討ちを挑むほど深い絆で結ばれていた。
- 北条 烈(ほうじょう つよし / れつ)[11]
- 天地会十人衆の元・筆頭である北条定勝の実子。「獅子王の烈」と自称しており、無類の女好き[10][3]。
- 十河 公政(そごう きみまさ)
- 十河組組長。
- 櫻木を仕留めるため服部が放った、スティンガーミサイルの巻き添えで死亡。
- 犬飼 和哉(いぬかい かずや)
- 夢路町署の悪徳刑事。金に汚い外道刑事で、かつては櫻木組に取り入っていたが天地会に鞍替えした。
- 復活し夢路町に舞い戻ってきた鳳の生き様に触れ、正義に目覚める。
- 速浪玄四郎(はやなみ げんしろう)
- 濱中市の伝統あるヤクザ、速浪一家四代目宗家。
- 江元 修平(えもと しゅうへい)
- 速浪一家組頭・速浪一家一番組番頭。
- 興津 金吾(おきつ きんご)
- 興津組三代目の長男。
- 「博打狂いの金吾」と呼ばれる男。秋月に金で雇われた父親殺しの兄。
- 興津 銀造(おきつ ぎんぞう)
- 興津組三代目の次男。
- 「思慮の浅い銀造」と呼ばれる男。秋月に金で雇われた父親殺しの弟。