黒色宣伝

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黒色宣伝(こくしょくせんでん、英: Black Propaganda)は、プロパガンダの一類型であり、情報の発信源を明示せず、または欺いて虚偽の情報を広めるもの。敵国など対象となる集団の混乱・分裂を引き起こすことを目的とする。ブラックプロパガンダとも呼ばれる。

マスメディアの発達とともにプロパガンダの影響力は増していき、第一次世界大戦時には通信社新聞社第二次世界大戦時にはラジオを使ったプロバガンダ作戦が各国で行われた[1][2]。プロパガンダに関する軍事研究も進み、白色宣伝(ホワイトプロパガンダ)と同時に黒色宣伝(ブラックプロパガンダ)の手法が確立していく[3]。ホワイトプロパガンダが公然と敵国に情報を発信するのに対して、ブラックプロパガンダは情報の発信源を明らかとせずに偽装したり、懐柔した敵国内のメディアや反体制勢力を利用して情報を広めていく[3][4]。なお、ホワイトプロパガンダとブラックプロパガンダを明確に区別することは難しく、その間の灰色、グレープロパガンダと呼ばれる領域もある[5]。また、プロパガンダそのものの概念や定義にも緒論あり、上野征洋は、情報の発信源だけではなく情報の性質も考慮した上で、政治状況や戦局によってホワイトプロパガンダからブラックプロパガンダに移行する例もあると指摘している[2]

脚注

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