ヒトの指紋と同様に個体ごとに異なり、終生不変で、死後も変わらない特徴を持つ[2]。
20世紀に入り、Petersen,W.E.による乳牛での調査(1922年)、Hering,W.による牛親子間における牛鼻紋の調査(1931年)、羽部義孝による和牛を中心とする組織的な研究(1935年など)によって、個体識別に利用できることが証明された[3]。
牛鼻紋に関する基本型にはA、B、C、Dの4種類がある[3]。和牛の鼻紋の型は以下のように分かれる[2]。
- A型 - 有溝型で中溝が長く、紋状が羽脉状(出現比率50%)[2]
- B型 - 有溝型で中溝が短く、紋状がY字型(出現比率30%)[2]
- C型 - 無溝型で下縁中央の唇溝を中心に紋状が放射線状(出現比率20%)[2]
鼻紋採取法として伝統的なものは墨汁押捺法(羽部式など)で鼻紋採取器(ローラー、インキ、採取用紙)を用いる[2][3]。カメラ画像を用いてAIで個体識別する技術も開発されている[4]。