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四生

仏教における生物の出生方法による分類 From Wikipedia, the free encyclopedia

四生(ししよう、: catur-yoni)とは、仏教において生物出生ジャーティ)方法によって4つに分類したもの[1]で、「胎卵湿化」、「卵胎湿化」とも呼ばれる。

四生の分類

仏教では無我を説くが、常一主宰なを否定した上で(肉体があればこそ意識があるのであり、死後肉体が滅んでも霊魂は不滅であるという考えを否定した上で)、業(カルマ)に基づき衆生は輪廻転生すると説明される[2]

  • 胎生(たいしょう、: jarāyu-ja) - 母親胎内から出生するもの(哺乳動物など)。人間もこれに含まれる。
  • 卵生(らんしょう、: aṇḍa-ja) - 殻から出生するもの(鳥類魚類など)[1]
  • 湿生(しっしょう、: saṃsveda-ja) - 湿潤なじめじめしたところから出生するもの(虫など)[1]
  • 化生(けしょう、: upapādu-ka) - 業(カルマ)により何もないところから、別によりどころなしに[3]忽然と出生するもの(天人地獄衆生など)[1]

餓鬼は胎生のものと化生のものとがあり、畜生は胎生のものと卵生のものと湿生のものとがある。特殊な場合として、畜生にも化生があり、人間にも卵生・湿生・化生がある、という[3]

パーリ仏典』によれば、常見(人生は一度限りだが霊魂は不滅であるとする見解)・断見(出家し、欲や執着を絶って輪廻から解脱涅槃に入らなくても、人は死ねば二度と生まれ変わらないとする見解)は、悪見であると釈迦は批判したが、化生の衆生の存在を疑うことも悪見だと説いたという。

修行者たちよ、邪見とは何か。

布施〔に果報〕はない。善悪の(カルマ)に果報(善業・悪業の報い)はない。他世(=来世)は存在しない。化生の衆生はいない。(中略)修行者たちよ、これが邪見である。

脚注

参考文献

関連項目

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