四生
仏教における生物の出生方法による分類
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四生の分類
仏教では無我を説くが、常一主宰な我を否定した上で(肉体があればこそ意識があるのであり、死後肉体が滅んでも霊魂は不滅であるという考えを否定した上で)、業(カルマ)に基づき衆生は輪廻転生すると説明される[2]。
- 胎生(たいしょう、梵: jarāyu-ja) - 母親の胎内から出生するもの(哺乳動物など)。人間もこれに含まれる。
- 卵生(らんしょう、梵: aṇḍa-ja) - 卵殻から出生するもの(鳥類、魚類など)[1]。
- 湿生(しっしょう、梵: saṃsveda-ja) - 湿潤なじめじめしたところから出生するもの(虫など)[1]。
- 化生(けしょう、梵: upapādu-ka) - 業(カルマ)により何もないところから、別によりどころなしに[3]忽然と出生するもの(天人や地獄の衆生など)[1]。
餓鬼は胎生のものと化生のものとがあり、畜生は胎生のものと卵生のものと湿生のものとがある。特殊な場合として、畜生にも化生があり、人間にも卵生・湿生・化生がある、という[3]。
『パーリ仏典』によれば、常見(人生は一度限りだが霊魂は不滅であるとする見解)・断見(出家し、欲や執着を絶って輪廻から解脱し涅槃に入らなくても、人は死ねば二度と生まれ変わらないとする見解)は、悪見であると釈迦は批判したが、化生の衆生の存在を疑うことも悪見だと説いたという。