相柳 From Wikipedia, the free encyclopedia 相柳(そうりゅう Xiang-liu)は、古代中国神話に登場する怪物の一つ。九つの人間の頭を持つ大蛇の姿をしているとされる。 江戸時代の日本の絵巻物『怪奇鳥獣図巻』より「相柳」 『唐土訓蒙図彙』(1802年、日本)「相柳氏」 名称の振り仮名に「そうよくし」と確認できる 概要 九つの頭で九つの山のものを食べつくすといい、また相柳の通過したあとは谷や沢に変貌してしまったともいう。共工に仕えており、体から毒水を出し、周囲の大地を汚染し天下を困らせた。また、その血液は非常になまぐさく、英雄・禹(う)に退治された時に流された大量の血液が広範囲の土地を汚染し農業などを不能にしたという[1]。 『山海経』海外北経によると、禹によって相柳が退治されたのは柔利国の地であると記されている。 日本における誤読 日本で江戸時代に描かれた絵巻物『怪奇鳥獣図巻』本文につけられた解説では「相柳」のことを「そうよく」と呼んでいる。これは「柳」(りゅう)の字を「抑」(よく)と誤読したことによるものであると考えられている。同様に日本で出版された『唐土訓蒙図彙』(1802年)にもおなじ誤読は見られる。(画像参照)[2] 「柳」の字を「抑」と見る文字表記は中国から輸入された類書における相柳の名称表記の書体にも見ることが出来[3]、日本での絵巻物や書籍の製作に際して参考にされた類書での書体が、「そうよく」という読み方が発生した原因であったといえる。 脚注 [1]袁珂 著、鈴木博 訳『中国の神話伝説』上、青土社、1993年 352-353頁 [2]伊藤清司 監修・解説、磯部祥子 翻刻『怪奇鳥獣図巻:大陸からやってきた異形の鬼神たち』工作舎 2001年 ISBN 4-87502-345-6 [3]『中国日用類書集成12 妙錦萬寶全書(一) 建仁寺兩足院所蔵』 汲古書院 2003年 ISBN 4-7629-1212-3 214頁 参考文献 袁珂 著、鈴木博 訳『中国の神話伝説』上、青土社、1993年 161-162頁 『山海経 中国古代の神話世界』高馬三良 訳 平凡社ライブラリー ISBN 4582760341 1994年 126頁 関連項目 共工 (225088) Gonggong - 共工(Gonggong)と命名された小惑星。その衛星が相柳(Xiangliu)と命名されている。 ハイガクラ 漫画。相柳が登場している。 ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密 映画。相柳が登場している。ただし、頭部は蛇となっておりヒュドラに近い外見となっている。この項目は、中国に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:中国/PJ:中国)。表示編集 Related Articles