11代目ドクター
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実際に英国ロンドンで1960年代によく見られた青いポリスボックスの外観をしたターディスと呼ばれるタイムマシンを所持する、1000~2000歳近い、惑星ギャリフレイ出身のタイムロードと呼ばれる異星人である。タイムロードは死の危険に瀕した際肉体を再生することができ、11代目ドクターは11番目の生まれ変わりのドクターである。
904歳からおよそ1900歳くらいまでの間11代目のドクターとして同じ顔と体だったと考えられるが詳細の年齢は不明。
タイムロードの再生は12回までと決まっているとされており[3]、10代目ドクターが同じ姿のまま再生したり、ウォー・ドクター(演:ジョン・ハート)の存在も1回と数えるため、すでに再生能力を使い果たしていたと思った11代目ドクターは、最期に眠る地、惑星トレンザロアで何百年も暮らして年老いた姿になっていた。惑星トレンザロアで過ごした正確な年数は不明であり、12代目ドクターが2000歳位と発言していたことから、およそ1900歳くらいまでは11代目であったと考えられる[4]。
11代目ドクターの性格・特徴

服装・身なり
歴代ドクターと同一人物とは思えない若い外見で、ツイードのジャケットに蝶ネクタイ、サスペンダーをつけていて黒茶色の細身な革ブーツを履いているが、クララ・オズワルドに出会う頃からAラインが際立つ紫色のコートとベストを着用する。初期の頃のツイードのジャケットや蝶ネクタイなどは、アトラクシから地球を守った時に病院の更衣室から盗んだ[5]。
蝶ネクタイを冷やかされることが多いが「Bow ties are cool.(蝶ネクタイはクールだろ)」と毎度答え[6]、自分が気に入っていれば周りから見てどうかなど気にしない。
蝶ネクタイは衣装合わせの際にマット・スミスが提案したようで、製作のスティーブン・モファットは当初拒否したが、マット・スミス本人が「Bow ties are cool.(蝶ネクタイはクールだ)」と言ったことから、後のセリフが生まれた。[6]
トルコ帽とテンガロンハットが好きで、特にトルコ帽は見つけると素通りすることが出来ない。
性格
ひょうきんで変わり者、情緒深くとても優しいため、誰からも好かれその場にすぐ馴染む。だが氷の心を隠していて、見た目よりもずっと年老いていることがわかるような恐ろしく冷たい目をしているときがある。ダーレクに対する憎しみが半端ではないのも特徴の一つ。
時に激昂したりすると普段がお茶目なだけに非常に恐ろしいという一面もある。特にシーズン6第7話『ドクターの戦争』でデーモンズ・ランでマダム・コヴァリアン率いるコヴァリアン修道会やサイレンス(宗教団体)と戦争を起こした際、カーネル・ランナウェイ(逃走大佐)やマダム・コヴァリアンに対して見せる憤怒はひどく恐ろしい。
前後の9代目、10代目と12代目、13代目において、ドクターが涙を見せることはほぼ無いに等しいが、11代目ドクターは感情豊かなため、何度も涙を流す。
「~are cool」(~はクールだ)、「Geronimo!」(ジェロニモ!さあ行け!)などが口癖である。
特技・能力
11代目ドクターは、猫や馬などの動物や人間の赤ん坊と会話ができる。(12代目ドクターは恐竜と話ができるようだったがその後は出来なくなっていた)
その代わり10代目ドクターが頻繁に施していた、相手のこめかみに指で触れてテレパシーリンクを確立する行為は、できるようだが11代目の間に1回しか行わなかった。ルームメイトになったクレイグ・オーウェンズに頭突きで自分の情報や詳細などをテレパシーで送ったが、非常に痛いようで一度しか見られない。
人間には聞こえない音域の音が聞こえることがある様子なのは10代目から変わっていない。
身のこなしが軽く走るのも凄く早く、サッカーがとても上手。(実際マット・スミスは俳優になる前はサッカー少年だった。[7])
特徴
食べ物を吐き出したり、飲み物を口に含んだのをグラスに吐き出して戻したり、つばで髪型を整えたり、指を舐めてかざし方角や風を確かめたり、舌はとても敏感で舐めると色々わかる様子で、雑草を口に入れて調べてみたりと色々とよく舐めたり口に入れる。特に飲み物を口に入れてグラスに吐き出すのは度々やる。酒が嫌いなようでよく吐き出す。
11代目ドクターの遍歴
11代目ドクターである間の基本テーマは、時空の裂け目とサイレンス、IMPOSSIBLE GIRLである。
10代目ドクターの再生時にターディスが大きなダメージを受け、不時着した先は寝室の壁のひび割れを怖がる7歳の女の子アメリア・ポンド(エイミー)の家の庭であり、このひび割れが時空の裂け目であった。11代目が12代目に再生する直前までこの時空の裂け目にドクターは翻弄されることになる。それからサイレンスという言葉、種族、宗教団体にも振り回される。
コンパニオンは、エイミー・ポンド(アメリア)、ローリー・ウィリアムズ、クララ・オズワルド、リヴァー・ソング、クレイグ・オーウェンズなど。
少女の部屋の壁に現れた時空の裂け目(シーズン5)
11代目ドクターである間のテーマは時空の裂け目であり、再生した直後から12代目に生まれ変わる直前までの数百年間、時空の裂け目に翻弄される。ドクターとエイミー、ローリーの行く場所に都度時空の裂け目が見られ、裂け目に飲み込まれると完全に宇宙の歴史から存在が抹消されるということが徐々に判明していく。
シーズン6第4話『ハウスの罠』で人間の肉体に魂を入れられて話せるようになったターディスに、ドクターが「You have never been very reliable,(君は全くあてにならない乗り物だ)」と言うと、「No,but I always took you where you needed to go.(私はいつもあなたが行く必要のある場所に連れて行ったのよ)」と答えたことから、ターディスは、時空に裂け目が生じたこと、ターディス自身が爆発し歴史や時空が崩壊することを感知したのではないかと考えられる。
自分の寝室の壁に現れたヒビを怖がるアメリア・ポンド(エイミーが7歳の頃)が住む庭に不時着したのは運命的なものと、ターディスの意思であろうことが推測される。

シーズン5第12話『パンドリカが開く』にて、時空の裂け目が生じたのはドクターのせいだと考えたダーレク、サイバーマン、ソンターランをはじめとした多種多様の異星人たちが同盟を組み、長年に渡って壁のヒビからエイミーの記憶を奪ってシナリオを作り、ドクターをパンドリカという完璧な牢獄に閉じ込めるという罠の綿密な計画を実行した。ドクターはターディスのコンソールの一部であるので、ドクターがパンドリカに閉じ込められたことでターディスが爆発し、台風の目のような場所である地球と月だけを残し、全ての惑星や星、歴史が消滅した。
この時、時空の裂け目は、ターディスが爆発したことによる衝撃でできた傷のようなものだということがわかる。
ドクターはターディスの爆発は自分のせいだと考え、シーズン5第13話『ビッグバン』にて、ドクターは消滅した宇宙と歴史をもとに戻すため、パンドリカ内部から発生される復元エネルギー(パンドリカ内部では決して死ねない作りになっている)の光を宇宙の歴史を繰り返してタイムループしているターディスの爆発の中心部に突入させることにした。
ドクターはパンドリカに乗って爆発の中心部に突っ込み自身が時空の裂け目に身を投じることで、宇宙を再起動させビッグバン2を起こした。
代償としてドクターは裂け目に陥り、全宇宙からドクターが存在したこと自体の記憶が消えてしまった。だが時が巻返しを始めたとき、眠っている7歳の頃のエイミー(アメリア)にドクターが話して聞かせたことやドクターの存在自体が、再起動した宇宙で生活するエイミーの記憶の片隅に留まっていた。
ローリーとの結婚式の日を迎えたエイミーは、覚えていないはずのリヴァー・ソングが窓の外を通るのを見たこと、式場に来ている客の蝶ネクタイやサスペンダー、そして誰かがターディス・ブルーの本(リヴァーの日記帳)を置いていったが古びているのに中が白紙だったこと、そして結婚式にまつわることわざについて考えたときに、7歳の頃聞かされたドクターの話やドクターの存在と全てを思い出した。「Something old, Something new, Something borrowed, Something blue(古いもの、新しいもの、借りたもの、青いもの)」ということわざだ。それを思い出したことで、エイミーはドクターの存在を呼び戻すことに成功し、ドクターは結婚式場に姿を現したのだった。ドクターは、エイミーが長年壁のヒビを通じて宇宙と繋がっており特別な存在だとわかっていたが、それでもドクター自身も驚いた。
■コヴァリアン修道会とサイレンス
ターディスの爆発は自分のせいだと長年考えていたドクターだったが、ペイパル・メインフレーム(宇宙の警備教会)の最高指導者ターシャ・レムから、ペイパル・メインフレームに離反したマダム・コヴァリアン率いるコヴァリアン修道会やサイレンス(宗教団体)が、外部からターディスを操り意図的に爆発させたことが、時空の裂け目を生じさせた原因だったことが判明する。
マダム・コヴァリアンとサイレンス(種族)は、度重なるタイムトラベルでタイムヴォルトの影響を受けタイムロードのDNAを含む子供を妊娠したエイミーを誘拐し、フレッシュのゲンガーを作ってエイミーの偽物を送り込み、本物のエイミーと赤ん坊を人質にしてドクターとの戦争を起こした。
シーズン7第7話『ドクターの戦争』にてドクターとマダム・コヴァリアンらサイレンス(宗教団体)の戦争が起こり、戦争には無血で大勝利するが、エイミーとローリーの娘であるメロディー・ポンド(リヴァー・ソング)が奪われ、一時ひどくドクターを落胆させた。
ドクターに対抗する武器にするためにエイミーとローリーの娘であるメロディー・ポンド(リヴァー・ソング)をさらって洗脳し、ドクターを暗殺する武器として育てることが目的であった。
その理由は、惑星トレンザロアのクリスマス村に生じた時空の裂け目の向こう側から、ドクターの本名を聞きポケット宇宙からこの宇宙に戻ってこようとしているギャリフレイのタイムロードらがこの宇宙に戻り、果てしない宇宙戦争(タイム・ウォー)が再び開戦することを防ぐためだ。ドクターをトレンザロアに行かせないために歴史を変えたり、ターディスを爆破したり、ドクターを幾度となく殺そうとするマダム・コヴァリアンらコヴァリアン修道会の策略であった。
■惑星トレンザロアの時空の裂け目
50周年記念スペシャル『ドクターの時』にて、惑星トレンザロアから発信された謎の信号をたどってきたドクターは、クリスマスと呼ばれる村の教会の壁に、久方ぶりに裂け目を見つけ、まだ終わっていないとわかっていた、と言っている。謎の信号はその裂け目の向こう側から発信されているもので、「宇宙最古の日常に潜んでいる問い」であった。「沈黙・静寂・サイレンスで答えなければならない」という謎の言葉はドクターに長年つきまとっていたが、その問い「Doctor who?(ドクターの名は?)」に答えてはならない、名前を言ってはならない、という意味であることがついに判明する。
このときドクターは惑星トレンザロアとタイムロードたちを守るために数百年間惑星トレンザロアに定住していたためにひどく年老いていたが、再生もできず、そのまま死ぬ運命であったが、クララ・オズワルドが裂け目の向こうのタイムロードたちに対して、ドクターを助けて欲しいと懇願したことで、裂け目の向こうからドクターに再生エネルギーが送られ、その後ついに11代目ドクターが長年悩まされてきた時空の裂け目が、完全に口を閉じた。









