2026年の台風
From Wikipedia, the free encyclopedia
月別の発生数
| 区分 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 熱帯低気圧 | 1 | 1 | 2 | 1 | 3 | 5 | 2 | 15 | |||||
| 台風 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 3 | 11 | |||||
各熱帯低気圧の活動時期

各台風の活動時期

台風に分類されている熱帯低気圧
台風1号(ノケーン)
202601・01W・アダ
1月14日3時頃に、パラオ西方のフィリピン海の北緯7.7度、東経132.7付近で、1004hPaの熱帯低気圧が発生した[1]。
気象庁は、1月15日15時にフィリピンのミンダナオ島東方の北緯9.9度、東経128.9度付近で、台風1号(ノケーン)へ昇格したと発表した[2]。 翌16日21時には996hPaまで発達し、17日にはルソン島へ接近したが、以降は進路を東方へと転じ、18日9時までは勢力を保った。 その後は次第に勢力を衰え、21日9時にフィリピンの遥か東方の北緯16.0度、東経134.0度付近にて熱帯低気圧へと降格した。
その後熱帯低気圧は南方へと進み、22日15時頃にはパラオ北方の北緯11.2、東経1134.6付近で1004hPaの勢力を保っていたが、21時頃に消滅した。
台風2号(ペンニャ)
202602・02W・バシャン
2月3日0時頃に、ミクロネシア連邦・ヤップ島北西の北緯9.1度、東経131.9度付近で、1008hPaの熱帯低気圧が発生した[3]。
気象庁は、2月4日21時にミクロネシア連邦・ヤップ島とフィリピン・ミンダナオ島のほぼ中間の、北緯9.1度、東経131.9度付近で、台風2号(ペンニャ)へ昇格したと発表した[4]。 その後はほぼ真西へと進み、6日15時にフィリピン・ボホール島の北緯10.0度、東経124.0度付近で熱帯低気圧へと降格した。
その後熱帯低気圧は7日9時頃にはパナイ島北西の北緯10.3、東経122.6付近で1008hPaの勢力を保っていたが、15時頃に消滅した。
台風3号(ヌーリ)
202603・03W
3月10日3時頃に、ミクロネシア連邦・ヤップ島北方の北緯11.11度、東経137.7度付近で、1004hPaの熱帯低気圧が発生した[5]。
気象庁は、3月11日3時頃にフィリピン海のパラオ北方の北緯11.7度、東経138.1度付近で、台風3号(ヌーリ)へ昇格したと発表した[6]。 その後南下しながら同日15時頃には998hPaまで発達したが、12日3時には北緯10.3度、東経138.0度付近で、1002hPaの熱帯低気圧へと降格した。
その後熱帯低気圧は9時頃までは北緯10.2度、東経138.2度付近で1002hPaの勢力を保っていたが、15時頃に消滅した。
台風4号(シンラコウ)
202604・04W
4月6日15時に発生した低圧部が8日15時に熱帯低気圧に発達。同日21日には24時間以内に台風に発達する見込みとして警報を発した[7]。
気象庁は、4月10日3時頃にミクロネシア連邦・チューク州のナモヌイト環礁南方の北緯8.4度、東経150.2度付近で、台風4号(シンラコウ)へ昇格したと発表した[8]。
台風はその後ほぼ北方へと進路を取り、11日3時頃には強い台風へ、12日3時頃には非常に強い台風へ、12日21時頃には大型で猛烈な台風へと発達した[9]。
13日3時頃には905hPaに達し、15日0時頃には勢力を保ったままサイパン島南端を掠めてサイパン海峡を通過してフィリピン海へ入った。 その後は進路を北へ変えてマリアナ諸島に沿うように北上して17日11時頃にアスニシオン島付近で北太平洋へ再び戻り、18日18時頃まで大型の台風としての勢力を保った。
以降は進路を東寄りへ変え、20日9時頃に日本の遥か東方沖の158.0北緯度、東経158.0度付近で、温帯低気圧へと変わった。
台風5号(ハグピート)
202605・05W・カロイ
気象庁は、5月6日15時頃にカロリン諸島で、台風5号(ハグピート)へ昇格したと発表した[10]。 その後台風は西方へと進んだが勢力はあまり発達せず、10日の15時頃にフィリピンの東で熱帯低気圧へと降格した。
台風6号(チャンミー)
202606・06W・ドメン
気象庁は、5月27日21時頃にフィリピン海のパラオとミクロネシア連邦・ヤップ島のほぼ中間の、北緯8.5度、東経136.6度付近で、台風6号(チャンミー)へ昇格したと発表した[11]。
その後台風は北へ進み、31日18時以降は強風域を伴い、6月1日6時頃には暴風域を伴い沖縄本島を直撃し、12時頃には東シナ海へと進んだ。
以降、西南諸島の北側を沿うように北東へと進み、2日8時頃に奄美大島北西の北緯29.0度、東経128.7度に達するまで暴風域を保った。
同12時頃には屋久島を直撃して大隅海峡を抜け、以降は進路を東寄りに変えて日本列島南岸を西進し、3日4時半頃に和歌山県南部へと上陸した。 この時点で四国・紀伊半島では長期間大雨が降っており、おもに高知・徳島・三重県では24時間雨量400mm~500mmの雨量を観測していた。
紀伊半島南端部を通過したのち、3日6時頃には大型の台風へと発達し強風域を保ったまま本州南岸を東進して伊豆半島南端と房総半島南端を掠めたのち、同21時頃に鹿島灘沖の北緯36.0度、東経144.0度付近で、勢力を保ったまま梅雨前線を巻き込み986hPaの温帯低気圧へと変じた。
台風7号(メーカラー)
202607・07W・フランシスコ
6月18日21時頃にグアム島南西で1008hPaの熱帯低気圧が発生した[12][13]。
気象庁は、20日3時頃にミクロネシア連邦・ヤップ島北方のフィリピン海、北緯13.4度、東経138.5付近で、台風7号(メーカラー)へ昇格したと発表した。
台風は西へと進み、22日21時頃にはフィリピンの東方海上で925hPまで勢力を強めた[14]。
その後は北へと進んだが、後を追うように発生した台風8号との相互作用により、台湾沖から西南諸島にかけて比較的低速で進んだ。 この影響で台湾へ死者2人を出す大きな被害を齎すこととなった[15]。
26日18時頃に東側を台風8号が通過した以降は、東寄りへ進路を変えながら次第に速度を上げ、27日3時頃には種子島の南方を通過、以降は台風8号を追うような形で日本の南岸を通過した。
18時頃には房総半島の南端を掠めて、太平洋上へと進み[16]、21 時頃には梅雨前線に吸収されて、996hPaの温帯低気圧に変わった[17]。
連続して台風が通過した日本列島の太平洋岸では各地で大雨となり、特に千葉県各地では記録的な降水量となった[18]。 また山口県では住宅が土砂崩れに巻き込まれ、1人が死亡した[19]。
台風8号(ヒーゴス)
202608・08W・ガルド
6月22日0時頃にマリアナ諸島のサイパン島の東で1010hPaの熱帯低気圧が発生した[20] 。
気象庁は、23日9時頃にマリアナ諸島の北緯14.9度、東経145.9付近で、台風8号(ヒーゴス)へ昇格したと発表した[21]。
台風はその後、台風7号の東方を追い越すような形で良く似た経路を辿り、27日0時頃には速度を速めながら四国の南方へ接近した[22]。 東寄りへ進路を変えた台風は更に速度を速めて日本の南岸を進み、伊豆半島を掠めたのち6時頃には房総半島の南端を掠めて、太平洋上へと進んだ[23]。
そして、9時頃には福島県沖で梅雨前線に吸収され、1000hPaの温帯低気圧へと変わり[24]、15時頃には梅雨前線に吸収される形て消失した[25]。
台風9号(バービー)
202609・09W・インダイ
6月25日にマーシャル諸島共和国のクェゼリン環礁の東南東約1670kmで発生した低気圧が、 6月30日21時頃にマーシャル諸島北方で1004hPaの熱帯低気圧へ発達した[26]。
気象庁は、7月2日9時頃にマーシャル諸島西方の北緯10.3度、東経159.9付近で、台風9号(バービー)へ昇格したと発表した[27]。
台風は西へと向かい、ミクロネシア連邦北方を通過しながら強い台風[28]、非常に強い台風[29]、猛烈な台風[30]へと勢力を強めて、マリアナ諸島へと接近した。 その後更に勢力を強めながら、6日9時頃にはマリアナ諸島のアギガン島とロタ島の北を通過し[31]、フィリピン海へと入った。 そして、15時頃には大型の台風へと発達した。
西方へと進んだ台風は、やや勢力を弱めながらフィリピンの東方沖で次第に進路を北西寄りへと変えて、11日9時頃には945hPaの大型で強い勢力で宮古列島の多良間島付近を抜けて[注 2]、東シナ海へと入った[32]。 そして12日3時頃には東シナ海から、浙江省温州市付近へ960hPaの勢力で上陸した[33]。
勢力を弱めながら華中を大きく弧を描くように進んだ台風は、14日6時頃山東省青島市付近で黄海へと出た[34]。
台風が東岸沖を通過したフィリピンで豪雨と土砂崩れを引き起こし、ミンダナオ島で15人が死亡、6人が行方不明となった[35]。
台風10号(メイサーク)
202610・10W・ヘンリー
7月1日3時にフィリピンのマニラ西方海上で、1000hPaの熱帯低気圧が発生した。その後、熱帯低気圧は南シナ海を西方へ進んだ。
気象庁は3日3時、海南島の南西の北緯17.5度、東経108.8度で、半径200kmの強風域を伴う998hPaの台風10号(メイサーク)へ昇格したと発表した[36][37]。
台風は進路を北へ変えて、3日19時20分に海南島陵水付近へ996hPaの勢力で上陸[38]して縦断し、翌4日3時には儋州市付近からトンキン湾へと抜けた[39]。
トンキン湾を北上した台風は、4日21時頃に中国大陸の広西チワン族自治区防城港市付近へ上陸した[40]。
大陸内陸部へと北上した台風は、6日0時頃には長径330km、短径110kmの強風域を伴う996hPaの勢力を保っていたが[41]、3時頃に北緯25.0度、東経109.0度付近で熱帯低気圧へと降格した[42]。
その後、熱帯低気圧へ北東に位置する寒冷低気圧が影響し、華南から華中にかけて各地に豪雨と洪水を齎し、湖北省では竜巻を2つ発生させた。北東へと進んだ熱帯低気圧は7日9時頃までは998hPaの勢力を保っていたが[43]、12時頃には徐州市付近で低気圧へと変わった[44]。
18時頃に江蘇省塩城市付近から黄海へと出た低気圧は[45]、黄海を渡って7日6時頃には北朝鮮との国境の鴨緑江の河口付近へ上陸し[46]、8日15時頃に吉林省通化市付近で消滅した[47][48]。
台風11号(ハイシェン)
202611・ジョシー
7月7日にマーシャル諸島付近で発生した低気圧が、7月13日3時頃に、ミクロネシア連邦ヤップ島の北西で、1006hPaの熱帯低気圧に変化した。
気象庁は9時に、北緯10.7度、東経136.7付近で1004hPaの台風11号(ハイシェン)へ昇格したと発表した。
その後台風としての最低限の勢力を維持したまま発達せず推移したのち、翌14日9時にフィリピンの東で中心気圧1006hPaの熱帯低気圧に降格した[49]。
気象庁が台風と分類しなかった熱帯低気圧
JMA TD 9(ESTER)
気象庁は6月3日21時に、フィリピン西方の南シナ海、北緯17.0度、東経115.1度付近で、1002hPaの熱帯低気圧が発生したと発表した。
この低気圧は4日6時にフィリピンの警戒領域に入り、PAGASAはこの熱帯低気圧にESTERと命名した。
5日9時頃に台湾に上陸し、21時頃には太平洋上へと抜けた。 その後、6日9時頃には停滞前線に吸収されて、1002hPaの温帯低気圧に変わった。
その他の熱帯低気圧
JMA TD 4
気象庁は3月11日3時、台風3号(ヌーリ)東北東約1300km付近で、に1004hPaの熱帯低気圧が発生したと報告した。 この熱帯低気圧は21時頃に停滞前線に吸収されて、1003hPaの温帯低気圧に変わった。
JMA TD 7
気象庁は5月8日9時に、台風5号(ハグピート)の東約1,900km付近で1008hPaの熱帯低気圧が発生したと報告した。 この熱帯低気圧は10日3時には、1006hPaの低気圧へと勢力を弱めた。
JMA TD 10
気象庁は6月9日15時に、香港の東方海上で1002hPaの熱帯低気圧が発生したと報告した。 この熱帯低気圧は台湾へ上陸した後、10日9時には梅雨前線へ吸収されて1004hPaの温帯低気圧に変わった。
各台風・熱帯低気圧の影響
| 台風・熱帯低気圧 | 名称 | 期間 | 大きさ・強さ | 階級 | 最大風速 | 最低気圧 | 影響地域 | 被害額(百万ドル) | 死者・行方不明者数(人) | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 台風1号 | ノケーン(アダ) | 1/14 - 1/22 | - | TS | 20m/s(40kt) | 996hPa | パラオ、カロリン諸島、 フィリピン | 2万4000ドル | 2 | [50][51] |
| TS | 26m/s(51kt) | 992hPa | ||||||||
| 台風2号 | ペンニャ(バシャン) | 2/3 - 2/7 | - | TS | 18m/s(35kt) | 1002hPa | カロリン諸島、フィリピン | 2550万ドル | 12 | [52] |
| TS | 19m/s(37kt) | 999hPa | ||||||||
| 台風3号 | ヌーリ | 3/10 - 3/14 | - | TS | 18m/s(35kt) | 998hPa | マリアナ諸島、カロリン諸島 | - | - | |
| TD | 15m/s(30kt) | 1000hPa | ||||||||
| JMA TD 4 | 3/10 - 3/11 | - | TD | - | 1004hPa | マリアナ諸島 | - | - | ||
| TD | - | 1004hPa | ||||||||
| 台風4号 | シンラコウ | 4/8 - 4/20 | 大型・猛烈な | VTY | 60m/s(115kt) | 905hPa | ミクロネシア、マリアナ諸島、小笠原諸島 | 15億5000万ドル以上 | 17 | [53] |
| STY | 82m/s(160kt) | 890hPa | ||||||||
| 台風5号 | ハグピート(カロイ) | 5/5 - 5/15 | - | TS | 20m/s(40kt) | 998hPa | カロリン諸島 | 軽微 | - | |
| TS | 19m/s(38kt) | 999hPa | ||||||||
| JMA TD 7 | 5/8 - 5/9 | - | TD | - | 1006hPa | ミクロネシア | - | - | ||
| TD | - | 1006hPa | ||||||||
| 台風6号 | チャンミー(ドメン) | 5/26 - 6/3 | 大型 | STS | 30m/s(60kt) | 975hPa | カロリン諸島、フィリピン、日本 | 3100万ドル以上 | - | |
| TY | 38m/s(73kt) | 973hPa | ||||||||
| JMA TD 9 | (エステル) | 6/3 - 6/6 | - | TD | 15m/s(30kt) | 1002hPa | ベトナム、フィリピン、台湾、日本 | 軽微 | - | |
| SS | 20m/s(40kt) | 1002hPa | ||||||||
| JMA TD 10 | 6/9 - 6/10 | - | TD | - | 1002hPa | 中国南部、台湾、西南諸島 | 軽微 | - | ||
| TD | - | 1002hPa | ||||||||
| 台風7号 | メーカラー(フランシスコ) | 6/18 - 6/27 | 非常に強い | STY | 50m/s(100kt) | 925hPa | マーシャル諸島、カロリン諸島、マリアナ諸島、フィリピン、台湾、日本、千島列島 | 1930万ドル以上 | 10 | |
| TY | 64m/s(124kt) | 934hPa | ||||||||
| 台風8号 | ヒーゴス(ガルド) | 6/22 - 6/27 | - | TS | 23m/s(45kt) | 998hPa | マリアナ諸島、日本、千島列島 | |||
| TS | 28m/s(54kt) | 989hPa | ||||||||
| 台風9号 | バービー(インダイ) | 6/30 - | 大型・猛烈な | STY | 55m/s(110kt) | 910hPa | マーシャル諸島、カロリン諸島、マリアナ諸島、フィリピン、西南諸島、台湾、中国東部 | 16万4000ドル | 19 | |
| STY | 79m/s(155kt) | 901hPa | ||||||||
| 台風10号 | メイサーク(ヘンリー) | 7/1 - 7/7 | - | STS | 25m/s(50kt) | 990hPa | フィリピン、ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ、中国南部~中東部 | 107万ドル以上 | 50 | [54] |
| TS | 27m/s(52kt) | 988hPa | ||||||||
| 台風11号 | ハイシェン(ジョシー) | 7/13 - | - | TS | 18m/s(35kt) | 1004hPa | ||||
| LPA | 13m/s(24kt) | 1005hPa | ||||||||
表の説明・注記
- 階級・最大風速・最低気圧は、上段が気象庁の情報、下段がJTWCの情報。
- 期間は、熱帯低気圧として存在した期間(台風として存在した期間を含む)を記載する。温帯低気圧に変わった場合は期間に含まない。
- 合同台風警報センター(JTWC)の表記のうち、MD=モンスーン・ディプレッション(モンスーン型の熱帯低気圧)、WV=トロピカル・ウェーブ(高気圧の縁に出来る熱帯の波)、DB=トロピカル・ディスターバンス(熱帯擾乱)、DS=ディスィペインティング(散逸擾乱)、IN=インランド(地形性低気圧)、SD=サブ・トロピカル・ディプレッション(亜熱帯低気圧)、SS=サブ・トロピカル・ストーム(亜熱帯性台風)、EX=エクストラ・トロピカル・システムズ(温帯低気圧またはそれに準ずるもの)をそれぞれ表す。このうちWV,DBはLPA(低圧部)に属し、MD、SDは熱帯低気圧に属する。
- 大きさの定義は、以下の通り。
- 強さ・階級及び熱帯低気圧・台風の定義は、以下の通り。
- 気象庁の事後解析は「台風位置表 令和8年(2026年)の、事後解析による確定値を出典に最終更新する。
- JTWCの2026年の最終事後解析は2027年に公開される予定の資料を出典に最終更新する。