3Blue1Brown
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| 3Blue1Brown | |
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| 人物 | |
| 生誕 |
Grant Sanderson (生年月日非公開) |
| 公式サイト | 3Blue1Brown.com |
| YouTube | |
| チャンネル | |
| 活動期間 | 2015–現在 |
| ジャンル | 数学、教育 |
| 登録者数 | 793万人 |
| 総再生回数 | 7億147万再生 |
| 関連人物 | Matt Parker, MinutePhysics, Numberphile, Smarter Every Day, Mark Rober |
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| チャンネル登録者数・総再生回数は 2025年12月7日時点。 | |
生い立ちと教育
サンダーソンは2015年にスタンフォード大学を卒業し、数学の学士号を取得した。2015年から2016年までカーン・アカデミーのコンテンツ・フェローシップ・プログラムの一員として働き、多変数微分積分学に関するビデオや記事を制作した後、3Blue1Brownでの活動に専念するようになった[‡ 4]。
経歴
3Blue1Brownは、2015年のはじめに個人的なプログラミング・プロジェクトとして始まった。ポッドキャスト「Showmakers」のエピソードで、サンダーソンは、自分のコーディングスキルを練習したくて、Pythonでグラフィックス・ライブラリを作ることにして、それが最終的にオープンソースプロジェクト「Manim」(Mathematical Animation engine)になったと説明した[5]。プロジェクトの目標を持つために、彼はライブラリを使ってビデオを作成し、YouTubeにアップロードすることにした。2015年3月4日、彼は最初の動画をアップロードした。彼はさらに動画を公開し、グラフィックツールを改良し始めた[5]。
2020年、サンダーソンはTEDxBerkeleyに登壇し、「What makes people engage with math?(何が人々を数学に夢中にさせるのか?)」と題した講演を行った。彼はその中で、数学教育における物語性や視覚的直観の重要性を説いている[6]。
同2020年、グラント・サンダーソンは、アラン・エデルマン、デビッド・サンダース、ジェームズ・シュロス、ブノワ・フォーゲットとともに、「Introduction to Computational Thinking」というMITのコースの制作者兼講師の一人となった。このコースでは、プログラミング言語Juliaとグラント・サンダーソンのアニメーションを使って、畳み込み、画像処理、COVID-19データの可視化、疫病モデリング、レイトレーシング、気候モデリング入門、海洋モデリング、そしてこれらのトピックの背景にあるアルゴリズムなど、さまざまなトピックを説明している。
また、2020年の新型コロナウイルス感染症の世界的流行に伴うロックダウン期間中、サンダーソンは「Lockdown Math」と題したライブストリーミング講義シリーズを実施した。このシリーズでは、二次方程式や三角法などの基礎的なトピックを解説し、自宅学習を余儀なくされた学生たちへの教育支援を行った[7]。
2023年、サンダーソンはジョーダン・エレンバーグ(英語: Jordan Ellenberg)と並んで、数学的なアイデアや情報を継続的に提供するコミュニケーターを奨励・表彰するJPBMコミュニケーション・アワードを受賞した[8]。
動画
3Blue1Brownの動画は、数論や位相幾何学などの純粋数学だけでなく、計算機科学や物理学などのより応用的なトピックも含め、数学を視覚化することをテーマにしている。特に、幾何学的な直観を重視して解説したシリーズ『線形代数のエッセンス(Essence of linear algebra)』や『微積分のエッセンス(Essence of calculus)』は、同チャンネルの代表作として知られている。主に、サンダーソンによって書かれたPythonアニメーションライブラリであるManimによって生成されているが、macOSのGrapherなど、他のソフトウェアによって描画されることもある[‡ 1]。
このチャンネルの動画は『Popular Mechanics』、ABC News、『Quanta Magazine』などで紹介されている[9]。サンダーソンは、Numberphile、Lex Fridman、the Art of Problem Solving、Siraj Raval、Showmakersのポッドキャストに出演した。[10]
2022年2月、サンダーソンは情報理論を用いて、Wordleで最初に入力する最良の単語はCRANEであると導き出した[11]。後に、彼はシミュレーションに使用したコードにバグがあり、実際には最良の単語はSALETであったと訂正した[12]。
Manim
| 作者 | グラント・サンダーソン |
|---|---|
| リポジトリ |
github |
| プログラミング 言語 | Python |
| 対応OS | Linux、macOS、Windows |
| 種別 | アニメーションエンジン |
| ライセンス | MITライセンス |
| 公式サイト |
www |
Manim(マニム、Mathematical Animation Engineの略)は、MITライセンスの下で公開されているクロスプラットフォームのオープンソースソフトウェアのアニメーションエンジンである。2015年初頭にグラント・サンダーソンによって最初に開発された。Manimは、数学的な概念の正確でプログラムによるアニメーションを作成するためのPythonライブラリである。ユーザーは、数学的オブジェクト、変換、テキストなどを用いて「グラフィカルなシーン」を定義し、それらを動画としてレンダリングすることができる。特に、動画シリーズ『3Blue1Brown』で使用されている多くのビジュアルの背後にあるツールとして知られている。
また、サンダーソンのバージョンとは異なり、改良が含まれているコミュニティによって維持されているフォークも存在する[13]。
Summer of Math Exposition
2021年、サンダーソンはジェームズ・シュロス(James Schloss)と共に、数学解説コンテスト「Summer of Math Exposition (SoME)」を創設した。このイベントは、オンライン上で数学的な説明や解説を行う新しいクリエイターを奨励することを目的としており、動画に限らずブログ記事やゲームなども審査対象となる。
2021年の第1回開催(SoME1)には1,200件以上の応募が寄せられた。審査にあたっては、サンダーソンらが全ての作品を確認することが困難であったため、ブラッドリー・テリー・モデルに基づくペアワイズ比較システム「Gavel」を用いた参加者相互によるピアレビュー方式が採用された。このプロセスでは約13,000回の比較が行われ、その結果に基づいて最終的な受賞作5作品が選出された[14]。