5q-症候群
From Wikipedia, the free encyclopedia



5q-症候群(ファイブ・キュー・マイナスしょうこうぐん 英名:5q-syndrome)とは骨髄異形成症候群(MDS)の一種で造血細胞の5番染色体の長椀(5q)に欠失が生じたことが原因で発症し[1]、大球性貧血を特徴とする骨髄異形成症候群(MDS)のなかでは進行のゆっくりとした[2]比較的予後の良い血液疾患である[1]。
ただし、5番染色体の長椀の一部だけでなく一本を丸々失ったもの(モノソミー5、monosomy5)や5q以外にも異常を伴ったものは一般に極めて悪性度が高いMDSであり、本稿で述べる5q-症候群とは異なる。
疫学
症状
原因
病理学的所見
診断
治療
5q-症候群はMDSのなかでは珍しく原因遺伝子が明確に特定され、また治療法の開発の進んでいる病型である[4]。 5q-症候群は重い貧血を呈することが多く、輸血が治療の中心である。輸血で症状の緩和は容易であるが、しかし継続的に輸血が必要となり輸血依存性の様々な問題が生じかねない[10]。近年、サリドマイド誘導体である新薬レナリドミド(Lenalidomide)(商品名レブラミドカプセル5mg)が極めて有効であることが確認され、輸血依存性の患者には朗報となる可能性が高い[6]。
レナリドミドは,日本では5番染色体長腕欠失を伴う低リスクMDSに対して適応となっており,赤血球輸血量の減少効果が認められている。