AMT バックアップ
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マグナム弾を射撃可能な最初期の自動拳銃であるオートマグの設計などを手掛けた、ORDNANCE MANUFACUTURING CORP(OMC)社のハリー・サンフォードにより開発された[1]。OMC社はその後倒産し、1977年に発足したAMT社が主に製造を手掛けたため、本銃は同社の名を冠して呼ぶ資料が多い[1][2][3][4]。なお、AMT社も後に倒産し、別企業が製造を引き継いでいる[4]。
小型軽量な自動式拳銃で、1968年の銃規制法(GCA法)による小型銃器の輸入規制を受けた、アメリカ国内での需要の高まりに応じて開発された[1]。ただし、当時の小型拳銃の多くが民間向けの護身用だったのに対し、本銃は名前のとおり法執行要員向けのバックアップガン(メインの銃が使用できないときに使う2丁目の銃)として開発された[4][5]。サンフォードはステンレス製拳銃にこだわりがあり、本銃も総ステンレス製である[1][2]。
動作方式はシンプルブローバックで、撃発機構はシングルアクションのストライカー方式を採用している[1]。使用弾薬は、最初に登場したモデルが.380ACP弾で、その後.22LR弾のバリエーションが追加された[1][3][5]。弾倉はシングルカラムで、装弾数は.380ACP弾モデルが5発、.22LR弾モデルが8発(拡張マガジンの場合は10発)である[1]。
安全装置としては、フレーム左側にサムセフティがあるほか、グリップ後部にグリップセフティが装備されていた[1]。
派生モデル
1992年にはトリガーをダブルアクション式としたバックアップDAが登場し、さらに1994年にはDAを大型・大口径化し動作方式をショートリコイル式とした派生モデル(名称は同じくバックアップDA)も登場した[1][6]。
こちらはサイズが原型の1.5倍ほどになり、使用弾薬も9x19mmパラベラム弾、.38スーパー弾、.40S&W弾、.45ACP弾、.357SIG弾、.400Cor-Bon弾といった強力なものが使用できた[1][4]。とくに.45ACP弾を使用できるダブルアクション自動式拳銃としては、発売当時世界で最小サイズであったことが評判となった[1]。バックアップDAではサムセフティとグリップセフティが廃され、ダブルアクションの重いトリガープルとオートマチック・ファイアリングピン・ロックにより安全を確保している[1][4]。装弾数は9x19mm弾モデルで6発、.45ACP弾モデルで5発であった[6]。