CNEOS 2014-01-08
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| CNEOS 2014-01-08 | |
|---|---|
| 仮符号・別名 | IM1[1][2] (Interstellar meteor 1) USG 20140108[3] |
| 分類 | 恒星間天体?[4][5][6][7] |
| 発見 | |
| 発見日 | 2014年1月8日(落下検出日)[6] |
| 発見場所 | |
| 現況 | 火球として落下 |
| 位置 | |
CNEOS 2014-01-08 の推定落下位置
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| 軌道要素と性質 | |
| 軌道の種類 | 双曲線軌道 |
| 軌道長半径 (a) | -0.47 ± 0.15 au[6][注 1] |
| 離心率 (e) | 2.4 ± 0.3[6] |
| 軌道傾斜角 (i) | 10 ± 2°[6] |
| 近日点引数 (ω) | 58 ± 2°[6] |
| 昇交点黄経 (Ω) | 108 ± 1°[6] |
| 物理的性質 | |
| 半径 | 0.45 m[6] |
| 質量 | 4.6×105 g[6][注 2] |
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CNEOS 2014-01-08 は、2019年6月にアメリカの天文学者 Amir Siraj と Abraham Loeb によって報告され、2022年4月にアメリカ宇宙コマンドによって正式に確認された、恒星間天体の可能性がある天体である[4][5][7][8][9]。Interstellar meteor 1 を略して IM1 とも呼称されている[1][2]。この天体は、2014年1月8日17時5分34秒(協定世界時)にパプアニューギニア北東部の沿岸近く(南緯1度18分 東経147度36分 / 南緯1.3度 東経147.6度座標: 南緯1度18分 東経147度36分 / 南緯1.3度 東経147.6度)の上空 18.7 km 地点で火球として検出された[10]。研究者らによると、この流星は 99.999% の信頼度で軌道離心率が1を超える双曲線軌道を持っていたと述べている[11]。地球進入時の衝突エネルギーは 0.11 kt であったと推定されている[10]。恒星間天体が地球へ飛来したことが確認された史上初めての事例である可能性がある[12]。
CNEOS 2014-01-08 は、地球近傍天体研究センター (CNEOS) のデータ内から発見された。地球への進入速度はCNEOSによると 44.8 km/s となっているが[10]、地球自身の公転運動の影響を考慮しない太陽に対する相対速度は 66.5 km/s に達しており[7]、太陽系外の別の恒星系の中心部で形成されて地球へ飛来してきた可能性がある[13]。アメリカ天文学会研究ノートに掲載された2019年の Jorge I. Zuluaga による研究では、どの方向から飛来してきたかが不明であるとしても、CNEOS 2014-01-08 が双曲線軌道を描いていた確率は 48% に留まると結論付けていた[14]。
研究チームが CNEOS 2014-01-08 が恒星間天体であるという確証を得るには、進入速度の不定性など測定値の精度に関する重要な情報をアメリカ軍のミサイル発射の監視方法に関する防衛上の名目でアメリカ政府が公開していなかったという問題があり[5]、この天体が星間空間起源であることに懐疑的な意見もあった[15]。しかし2022年に、アメリカ航空宇宙局 (NASA) に報告された CNEOS 2014-01-08 の速度に関するデータの正確性を基に「恒星間軌道を持つことを示すのに十分な正確性がある」という通知がアメリカ宇宙コマンドの副司令官から研究チームへ送られたという[4][12]。