DS-39重機関銃

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設計・製造 コブロフ・メカニカル・プラント[1]
口径 7.62 mm[1]
DS-39
フィンランド軍に鹵獲されたDS-39
概要
種類 重機関銃
製造国 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
設計・製造 コブロフ・メカニカル・プラント[1]
性能
口径 7.62 mm[1]
銃身長 720 mm[1]
ライフリング 4条右回り[1]
使用弾薬 7.62x54mmR弾[1]
装弾数 250発ベルトリンク[1]
作動方式 ガス圧作動方式[1]
ティルトボルト・ロッキング式[1]
全長 1,170 mm(本体)[1]
重量 13,550 g(本体)[1]
発射速度 600 / 1,200発/分[1]
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DS-39重機関銃ロシア語: ДС-39、Дегтярёва Станковый образца 1939 года)とは、ソビエト連邦で開発・製造された重機関銃[1][注釈 1]PM1910重機関銃の後継として開発された[1]

赤軍で使用されていたPM1910重機関銃は銃身の周囲に水タンクを持つ水冷式であったため、かさばる上に重く、冬季には冷却水が凍結するなど不便な面があった[1]。このため後継となる軽量な機関銃が求められ、DP28軽機関銃などの開発を手掛けたヴァシーリー・デグチャレフによって開発が行われた[1]

設計

軽量化のため銃身は空冷式を採用し、冷却を促進するためのフィンを備えている[1][2]。PM1910と比較すると、本体重量で4.5キログラム近い軽量化を実現している[3]。全体的な設計は、12.7ミリ弾を使用するDShK38重機関銃を小口径化したものに近い[2][4]。使用弾薬はPM1910と同じ7.62x54mmR弾で、250連の布製ベルトリンクで給弾する点も同じである[3]。作動方式はガス圧作動式で、発射速度は毎分600発(地上戦用)と1,200発(対空戦用)の2段階に切り替えることができた[1][2]。通常は車輪付きの三脚架に搭載され、状況に応じて防弾板を装備することもあった[2]

運用

1939年にDS-39の名称で制式化され[注釈 2]赤軍に配備が進められて独ソ戦継続戦争で実戦投入されたが、複雑な機構のため信頼性が低く、とくに対空射撃のように銃を動かしながらの射撃を行った場合、高い発射速度とベルトリンクがうまくかみ合わず給弾不良を頻発した[4][5][6]。1941年末から1942年初頭ごろには生産は打ち切られて、前線での使用も1943年頃には終了している[4][5][2]

ドイツ軍に少数が鹵獲され、MG218(r)として地方の守備隊などで使用された[5]。また、1941年にはフィンランド軍に200丁ほどが鹵獲されて使用されたが、フィンランド軍でも改修を試みたものの問題解決には至らず、1942年には廃止されている[6]

DS-39の後継として、1943年にSG-43重機関銃が採用されている[7]

脚注

参考文献

関連項目

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