Gimmme!
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「Gimmme!」(ギミー!)は、日本の音楽ユニット、ORESAMAの9枚目のシングルである。2020年10月14日にPurple One Starより発売された。
| 「Gimmme!」 | |||||||||||||
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| ORESAMA の シングル | |||||||||||||
| 初出アルバム『CONTINEW WORLD』 | |||||||||||||
| B面 | 夜行ノ雨 | ||||||||||||
| リリース | |||||||||||||
| 規格 | マキシシングル | ||||||||||||
| 録音 |
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| ジャンル |
Jポップ アニメソング | ||||||||||||
| 時間 | |||||||||||||
| レーベル | Purple One Star | ||||||||||||
| 作詞 | ぽん | ||||||||||||
| 作曲 | 小島英也 | ||||||||||||
| チャート最高順位 | |||||||||||||
| ORESAMA シングル 年表 | |||||||||||||
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概要
表題曲「Gimmme!」は『週刊少年サンデー』で連載中の熊之股鍵次による同名の漫画を原作とするテレビアニメ『魔王城でおやすみ』のエンディングテーマに使用された。カップリング曲は「夜行ノ雨」[1][3]。『魔王城でおやすみ』は睡眠をテーマとするファンタジーコメディで、主人公である囚われの王女・スヤリス姫の快眠への飽くなき探求心を描いている。そのため両楽曲ともに睡眠をテーマとしている[4]。作詞はぽん、作曲・編曲は小島英也が担当[5]。ジャケットはアートワークを担当したutomaruの描き下ろしイラストが使用された。また対象店舗で予約することでアニメのキービジュアルを使用したスリーブケースが特典として付属した[3]。
両楽曲ともに2021年2月4日発売の3枚目のアルバム『CONTINEW WORLD』のDISC1に収録された[6]。またそれぞれ2020年10月5日、同年10月13日、2021年10月26日に、ORESAMAのYouTube公式チャンネルで公開された[7][8][9][10]。
楽曲解説
「Gimmme!」
テレビアニメ『魔王城でおやすみ』のエンディングテーマ。ORESAMAらしいリズミカルかつレトロなサウンドの楽曲。タイトルは「貪欲」を意味する英語「Gimme」に由来し、スヤリス姫の睡眠への強い欲求を表現するため、本来の綴りに「m」を一文字増やして「Gimmme!」とした[4][11]。
ぽんは作詞について、眠りたいという強い気持ちをストレートに書いたという[4][11][12]。快適で良質な睡眠をとることは誰でも共感しやすいテーマであるため、そのまま自身と重ねて楽しく書くことができたと話している。また「ようやく寝れる」ことは至福であるため、幸せな「陽」の楽曲として書いたとも話している。たとえばサビの「あきれるほどこの世界とまぼろしと / その狭間だけの幸せを夢見てる」というフレーズは、眠りに就くときの幸福な瞬間をイメージしている[4]。歌い出しの「おやすみ」という歌詞については、キーワードとして入れてほしいとの制作サイドのリクエストに応えたもので、面白そうと考えて冒頭に置いたという[4][11]。
また制作サイドから賑やかで明るく、1980年代や1990年代のようなレトロ感がある楽曲というリクエストを受けていた。そこで小島は原作のコメディやにぎやかな雰囲気を盛り込むため、ORESAMAのディスコかつリズミカルでダンスに適した要素を明確に入れつつ、スヤリス姫の可愛さや睡眠中の夢をORESAMAのサウンドで表現した[4][12]。具体的にはメロディの起伏を強調することでくるくると忙しく場面転換する夢を表現しており、2番のAメロでは譜割りにも変化が加えられた。結果として、快眠を追求するスヤリス姫の現実での努力より、睡眠中の夢の中を表現した楽曲になったと話している[4]。
アンレジでも様々な工夫が凝らされた。たとえばベースと絡みながらグルーヴ感を作るギターの音は、ギタリストコリー・ウォンに影響を受けた新しいアプローチである[11]。往年の名作アニメ『うる星やつら』のヒロイン・ラムが飛行するときや「ラムのラブソング」の星が瞬くときの効果音を彷彿とさせるシンセサイザーの音については、作中の登場人物がしばしば空を飛んでいるため、求められたレトロ感やアニメの物語に合致すると考えて加えたと話している[4][11]。魔法を意識した様々なSEも追加された。たとえばベルの音は魔法にかかった際の効果音をイメージして加えられた。オルゴールのサウンドが使用された落ちサビの箇所には、ぽんのアイデアで「寝室的な要素」として時計の針の音が追加された。この部分はまた小島の提案で、夜の夢と現実の狭間の感じを表現するためウィスパーボイスで歌った[4]。
ミュージックビデオの監督はTHINKRの佐伯雄一郎が務めた[13]。これまでのORESAMAのミュージックビデオはアートワークを担当したutomaruの世界観が強かったため、佐伯の提案で実写要素の強いものが撮影された。内容はぽんが夢を巡りながら様々なことを実現させるというもので、ぽんのやりたいことが多く盛り込まれた[4][11][12]。セットはutomaruのプロデュースで、小道具にはutomaruのイラストが使用された[4][13]。撮影現場では監督がアイデアを出しながら撮影が進められ、最終的に二次元と三次元が交差する夢をイメージしたような映像が出来上がった[4]。
完成したミュージックビデオは2020年10月6日にランティス内にあるPurple One StarレーベルのYouTube公式チャンネルでプレミア公開された[5][13]。ノンクレジットエンディング映像はその翌日の10月7日にフリュー・ピクチャーズのYouTube公式チャンネルで[14]、テレビサイズのバージョンは12月22日にORESAMAのYouTube公式チャンネルで公開された[15]。
「夜行ノ雨」
「Gimmme!」と同じく「眠り」をテーマとする楽曲[4][12]。ソウルを思わせる雰囲気があり[4]、眠れない夜の孤独や一人のときに気づかされる寂しさを、寄り添ってくれる雨音とともに歌っている[4][12]。
もともとはシンプルに小島のスローテンポの楽曲を作りたいという意欲から始まった楽曲で、当初は眠りや雨音の要素は考えておらず、ビートを効かせたスローなバラードという位置づけであった。ぽんも「Gimmme!」のカップリングにテンションの高い楽曲を選択するつもりがなかったため好都合であった[4]。ぽんは雨が好きではないものの、ネガティブな自分を許せる感覚があり、これを孤独な夜に感じる苦しさと合わせることで眠れない夜の行き場のない気持ちを描きたかったと話している[4][11][12]。また「Gimmme!」とは真逆の暗い「陰」の楽曲を収録することで、よりユニークなシングルになると考えたという[4]。
落ちサビの部分は歌い方を巡って意見が対立したが、最終的に雨が止む絶望を表現したいというぽんの意見が採用された[4][12]。この部分を力なく囁くように歌うことでラスサビにドラマチックな印象を与えている。曲中の雨の効果音は歌詞に合わせて後から追加された。ギターの音はディアンジェロらネオ・ソウルから影響を受けており、1番と2番で大きく変化する。ライブで演奏することを考慮し、各楽器が目立つよう配慮している[4]。
ライブ
収録曲
| 全作詞: ぽん、全作曲・編曲: 小島英也。 | ||
| # | タイトル | 時間 |
|---|---|---|
| 1. | 「Gimmme!」(テレビアニメ『魔王城でおやすみ』EDテーマ) | |
| 2. | 「夜行ノ雨」 | |
| 3. | 「Gimmme!」(Instrumental) | |
| 4. | 「夜行ノ雨」(Instrumental) | |
合計時間: | ||