ヘンタイ
日本のアダルトアニメ、漫画、ゲーム等を指して使用される言葉
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用語
国外における受容
「Hentai」は、2021年から2025年にかけて、5年連続でPornhubで最も検索されるキーワードとなっている。「Hentai」の検索回数は、2024年にアメリカ合衆国で初めて1位となり[6]、2025年にメキシコ、ブラジル、ウクライナで1位、フランス、スペイン、アルゼンチン、チリで2位となった。また、Z世代は他の世代よりも171%多くヘンタイを閲覧しているという[4]。Google Trendsのデータによると、2017年時点で「ヘンタイ」はアメリカ合衆国で「マーベル」、「ゲイ・ポルノ」、「ニューヨーク・タイムズ」、オフシーズンにおける「NFL」よりも検索される単語となっており、西部では「オバマ」よりも検索されている[7]。日本の成人向け漫画を日本国外で出版しているFAKKU!は、50万人の契約者がおり、月間のページビューは1億を数えるという[8]。
英語圏の一部には、製造の過程で現実の人間が搾取される可能性がないため、ヘンタイの消費は実写のポルノを消費するよりも安全で気に病まなくて済むという主張がある[4]。
ヘンタイの歴史は、葛飾北斎の『蛸と海女』などに代表される、江戸時代の春画の時点から起算されるという解釈がなされている[4]。『アトランティック』は、ヘンタイは最大限欲求に応えるように作られているとして、製品としてのあり様をクロナッツに例えた[9]。
香港
世界最大のアダルトサイトであるPornhubの統計によれば、2017年の香港人の同サイト内検索は「日本」が最多であり、カテゴリー別では「ヘンタイ」が最も多く、香港人がPornhubでいちばん観ているのは日本のアダルトアニメである[10]。
香港中文大学准教授のカトリエン・ジェイコブズは、香港でのヘンタイ人気をエキゾチックな日本文化への興味に起因するものであり、「この人気は驚くにあたりません。香港では1960年代からずっと、マンガおよびアニメ文化が流行っているのですから。……(視聴者は)自らの性的欲望を日本文化に投影しているんです」として、人は自分が絶えず接している概念や思想により魅かれるものであり、「これは(とくにマンガやアニメに取りつかれている)オタク文化の一部分なんです。オタクな消費者は、女性差別的・女性嫌悪的ポルノの極端な表現にも慣れっこになっています」と述べている[10]。
香港大学助教授のジェイソン・ホー・カーハンは、ヘンタイの魅力は幻想であり、窮屈で保守的な文化からの逃避だとみており、「抑圧が強ければ強いほど、反発も大きい。香港は比較的保守的で、ヘンタイは視覚的にきわめて刺激的なんです」と述べている[10]。
ある香港人はヘンタイアニメの魅力を「実写(ポルノ)映画だと舞台というか設定的に表現が難しいものもあります。たとえば、触手(と呼ばれる)サブジャンルがあって……女性が宇宙人の触手とヤルわけです。これは実写だったら単にCGを使うだけだから、変な感じになるだろうと思います」「皆それが幻想だとわかっています。現実ではないと。私たちには自由に想像する余地が必要なときもある。想像の世界と現実をごっちゃにしなければいいだけのことでしょう」と語っている[10]。
