L-39NG (航空機)
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アエロ・ヴォドホディが開発したL-159はコンポーネントにアメリカのものを多く使用したことから輸出への障害が発生していた。このため、アエロはL-159をベースに輸出の弊害となったコンポーネントを代替した上で改良を加えたL-169 AJTを開発し、2015年に初飛行させるとしていた[3]。
2014年7月、アエロは同月に開催されたファーンボロー国際航空ショーにおいてL-169に代わる計画としてL-39NGプロジェクトを発表した[4]。アエロは2015年6月16日のパリ航空ショーで3つのローンチカスタマーを確保していると発表[1]、技術デモンストレーターは2015年9月14日に初飛行した[5]。
2016年9月15日、アエロは開発の第一段階を完了し、新造機の開発に移行したことを発表。この試作機は2018年12月22日に初飛行した[6]。
販売・サポート
2015年4月21日の時点で、ドラケン・インターナショナルは、L-39NGアップグレードプログラムをアエロ・ヴォドホディとウィリアムズ・インターナショナルと共同でアメリカ市場向けに提供を行うこととなっている。それ以外の航空機はチェコのアエロによって近代化される[1]。
アエロは2016年6月16日にL-39NGプログラムのためのシミュレーション技術の主要なサプライヤーとなるVRグループとの覚書の締結を発表している。契約はより効果的なトレーニングを可能にする4レベルの訓練シミュレーションシステム、顧客およびチェコのLOMプラハ戦術シミュレーションセンター間とのデータリンクの整備が含まれている[7]。販売に関してはオムニプルが戦略的パートナーとなっており2016年2月5日に契約を結んだ[8]。
派生型
- フェーズ1

- L-39CWとも呼ばれる既存のL-39向けのアップグレードパッケージで、エンジンをイーウチェンコ AI-25からウィリアムズ FJ44-4Mに置き換える。また、アビオニクススイートをアップグレードする改修もパッケージに含めることができ[1]、カザフスタンはコックピットのみL-39NGに準じたアップグレードを施している[9]。エンジンが換装された理由は、原型のL-39が搭載していたAI-25エンジンにサポートの問題があったためである。また、FJ44が選ばれた理由は、軍用ではなく商用エンジンのため国際武器流通規定の対象外であり、販売への影響が出ないことからである[10]。さらに、エンジン自体が軽量なことに加え始動に電気スターターを使用するため補助動力装置が不要になり330lbもの軽量化を果たせている[11]。
- フェーズ2

- 新造機。FJ44-4Mを搭載し、新設計され燃料タンクを統合した主翼、新素材の使用により寿命や耐久性が向上された機体(15,000飛行時間)、ジェネシスエアロシステムズ社製多機能ディスプレイ3基とヘッドアップディスプレイによるフルグラスコックピット、オープンアーキテクチャを採用した統合デジタル・モジュラーアビオニクス、NVGへの対応、仮想訓練システム、ゼロ・ゼロ射出座席など新しい脱出システム、新しいシングルピースのコックピット、5つのハードポイントなどを備える[1][12]。
