M56短機関銃
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| ツァスタバM56 | |
|---|---|
| 種類 | 短機関銃 |
| 製造国 |
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| 設計・製造 | ツァスタバ・アームズ |
| 年代 | 第二次世界大戦後 |
| 仕様 | |
| 種別 | 短機関銃 |
| 口径 | 7.62mm |
| 銃身長 | 250mm |
| 使用弾薬 | 7.62x25mmトカレフ弾 |
| 装弾数 | 32発 |
| 作動方式 | ストレートブローバック, オープンボルト |
| 全長 |
銃床展開時:870mm 銃床折畳時:591mm |
| 重量 | 3kg |
| 発射速度 | 600発/m |
| 銃口初速 | 366 m/s |
| 有効射程 | 250m |
| 歴史 | |
| 配備期間 | 1956年~1992年 |
| 配備先 | ユーゴスラビア人民軍 |
| 関連戦争・紛争 | ユーゴスラビア紛争 |
M56は、ユーゴスラビア社会主義連邦共和国で開発された短機関銃である。
1950年代中頃、M49短機関銃を更新するために設計された。外見は第二次世界大戦中にナチス・ドイツが開発したMP40とよく似ているが、構造上の類似点は少ない。機関部の設計はM49と同様イタリア製ベレッタ M1938短機関銃に由来する。また、湾曲した7.62x25mmトカレフ弾用の弾倉はM49やソ連邦製PPSh-41短機関銃のものと似ているが互換性はない[1]。
排莢口はPPSh-41と同様に機関部の上にある。リコイルスプリングはイギリス製ステン短機関銃によく似ており、マガジンリリースレバーはソ連邦製PPS43短機関銃と同型だった[2]。機関部下部およびピストルグリップは樹脂製である。機関部下部は寒冷地で温度変化により割れることが多く、これを防ぐために内部に木材が挿入されるようになった[1]。
折畳式銃床はMP40と同型である。倒立式の照門は照準距離を100mと200mに切り替えることができた。機関部右側に設けられたコッキングハンドルは安全装置を兼ね、ひねるとボルトが固定された。着剣装置もMP40とは異なる特徴である[3]。セレクティブファイア機能を備えており、引き金の上にボタン式のセレクタが設けられていた。右に押し込めばフルオート射撃(RAFAL)、左に押し込めばセミオート射撃(JED)となる[2]。
後に9x19mm弾を使用するM65というモデルも設計された。ユーゴスラビア人民軍および国境警備隊では、ザスタバ M70小銃の短縮モデルやM84短機関銃(国産化されたVz 61)で更新された[1]。そのほか、周辺国への輸出も盛んに行われた[2]。
MP40が用いた9x19mmパラベラム弾と比べると、7.62x25mmトカレフ弾は有効射程と貫通力に優れる一方で、ストッピングパワーは多少劣っていた[3]。